【簡単に！】つばさの党が行った「選挙の自由妨害」事件の内容について時系列にまとめ！根本良輔氏は「東大ヒモナンパ師」だった！？

先日の衆院東京１５区補欠選挙において、他の陣営の候補者の演説妨害を行ったとして「つばさの党」3名が逮捕されました。

選挙期間中のニュースを観るたびにいったい何をしているの？と思って報道をみていました。

逮捕されるに至った今回の騒動についてわかり易く整理してみました。

子供に叱責される根本良輔氏

逮捕

警視庁捜査２課は５月１７日、公選法違反（選挙の自由妨害）容疑で政治団体「つばさの党」３名を逮捕しました。

妨害行為の内容

報道から知る妨害行為の内容

告示日（4/16）にJR亀戸駅前のロータリーで乙武洋匡氏（48）陣営の街頭演説中に、電話BOXの上に座り拡声器を使って候補者に向けて大声で怒鳴ったり、車のクラクションを鳴らすなどして候補者の演説を聞き取れないようにて選挙活動の妨害。

複数の他の陣営の選挙活動への妨害。
選挙カーを見つけると追い回すなどの妨害行為を繰り返す。

他陣営の演説の前で太鼓を叩いて妨害。

彼らの合言葉のような「へいへいへい」と拡声器を使って罵声のような囃し立て！

選挙期間中に警視庁は何も出来なかった？

他の陣営からは選挙期間中に「選挙妨害だ」と指摘されていましたが、警視庁は難しい対応を迫られていました。

つばさの党陣営は「国民に与えられた表現の自由の範囲内だ」などと主張して行為を繰り返していました。

告示日から2日後の４月18日「つばさの党」の陣営に対し「警告」を出しましたが、ほかの陣営への妨害行為はその後も繰り返されていました。

捜査幹部の1人の談話では「表現の自由や選挙の自由がからむため、より慎重な事実認定や法的評価が求められた。ともすれば『公権力の恣意的な行使』と指摘されるリスクもあるため、緻密に違反の事実を裏付けていく必要があり、当時は警告がぎりぎりだった」と振り返ります。

選挙後も

個人に対する街宣活動などを繰り返していた！

警視庁は選挙のあとも他陣営の候補者や関係者、団体に批判的な意見を述べるタレントなどの自宅に押しかけ、街宣活動を行っていることを確認し、任意の捜査では限界があると判断したようです。

５月１３日 家宅捜査

ほかの陣営からの被害届を受理して聞き取りを行うなどして捜査していました。

警視庁は公職選挙法の「選挙の自由妨害」により団体の事務所や容疑者らの自宅を一斉に捜索。

現行の公職選挙法は、具体的にどの行為が選挙妨害にあたるなどと明示していないため、立件は難しいというのが当初の警視庁の考え。ただ、国や検察、都の意向も無視できなくなり今回の家宅捜索に踏み切った。

その時、つばさの党陣営陣は

自宅などにマスコミや機動隊が集結したことで大はしゃぎ。

YouTube配信

彼らはネット配信行っており、午後２時過ぎのネットには、

「今日はお持ち帰りできそう」とおおはしゃぎ
「今日、このまま小池百合子の家行こうと思うんだよね」
「警視総監は？」
「警視総監はパクられた後に支持者にやってもらった方が。そっちは大トリなんで」

など、家宅捜査されたことを気にする様子もなく、楽しんでいる模様をネット配信していました。

その後、本当に小池百合子知事の自宅へ！

その日の夕方６時には、東京都練馬区にある小池百合子東京都知事の自宅に十数人の支持者を連れて「逆ギレ街頭演説」を敢行。「うるさい」と注意した住民にも支持者が罵倒！

「今日も読売の夕刊の一面を飾っちゃったりしている。あたかも我々が悪いことをしているような印象操作が繰り広げられている。非常に憤りを感じているところでございます。こういう不当なガサ入れだったり、警察を動かしているのは小池以外にはありえないので。警視総監に泣きついているというのは証言としてあるので、”お前のせいだろ”ということで今回来ています」

約40分にわたり住宅街のど真ん中で言いたい放題、拡声器で叫び散らした後、支持者に囲まれながら立ち去りました。

再生回数稼ぐ！

「つばさの党」は選挙期間中、ほかの陣営の演説を拡声機などを使って妨害したり、選挙カーで追い回したりする様子を毎日YouTubeで配信していました。

なんと、再生回数が10万回を超えたものもあります。

陣営は「ほかの候補者に、疑惑について質問することが目的で、国民の不満の声を代弁し、政治家のうそを暴いている」などと話していました。

その配信の中で根本幹事長は、こんなコメントを映像の中で語っていました。

「下世話な話をすれば、広告収入が増えている。再生数が半端ではない。爆音でカーチェイスしまくるのが究極の落選運動で、これをビジネスにして広めたい」

などとも発言。

警視庁は、動画の再生回数を稼いだり広告収入を得たりするねらいもあったとみて目的などを捜査しています。

危惧

7月に行われる都知事選。

この都知事選には、黒川氏と根本氏は立候補すると明言しています。

このままでは再び衆院15区の補欠選挙で繰り広げられた事と同じ様に再現されてしまう懸念が有ります。

逮捕

捜査2課が特別捜査本部を設置したのは、2006年の巨額詐欺事件以来です。

IP電話会社「近未来通信」を巡る投資詐欺事件。

極めて異例のことです。

支援者を巻き込んだ即興演劇。

つばさの党の3人の逮捕を発表した藤山智将・捜査2課長はこう指摘しました。

民主主義の根幹である選挙の自由と公正を害した、極めて悪質な事案だ

黒川代表の反論

黒川代表の捜索を受けた際の反論

「我々の行動が選挙妨害になった判例および法的事実はないので、表現の自由のなかで適法なことをやっていると理解している」

おわりに

日本における前代未聞の選挙活動について流れをまとめてみました。

報道でみる「つばさの党」陣営は、この様な行為で何が得られると考えていたのか疑問です。