飲酒を休んだら血圧が下がった!?
コロナ禍が騒がれた年の秋頃に血圧が高くなり始めました。
健康診断でも従来120前後で推移していてどちらかというと低血圧気味でしたが…
よく耳にする「130を超えたら…」と、今まで他人事だったのが我が身に。
家族用の血圧測定器は我が家には有ったので、気になりだしてからはこまめに測定するようになりました。
しかし、高くなり始めて2年ほど経った頃から140台を越え更に高くなることも。
体調不良の自覚症状は何も無いのです。しかし、測定器が有ると測定していました。
実は、頭皮に脱毛が発生し近くの総合病院の皮膚科に2週間に1度程度通うことがあり、病院の測定器でも測るようにしていました。(過去に2度ほど発症して注射治療をしていました)
それが高くなり始めて3年目に150を超えることが! さすがにこのままではまずい!!
改善せねばならないと考え、原因や対策を調べ自分の生活の見直しを行った備忘録。
自慢ですが!健康診断ではほとんどA判定!!
肥満でもなく白髪もなくいたって健康だと思っていました。
食生活は、朝昼はあまり摂ることはなく朝のコーヒーは欠かさず、夜の食事は自宅で摂るのが日常です。
夜の晩酌は欠かさずもっぱらビールの500缶を2本程度。日によってはそれに日本酒やワイン、ウィスキーなどを追加です。泥酔するほどは飲みませんが…
更にコロナ禍によりリモートワークなどが増え仕事のスタイルも変わり、通勤による移動が減ったことで体を動かすことが減ったのが拍車を掛けたようです。
休日には意識して散策をするようにして1万歩程度は歩くようにしています。
しかし、休日の昼にもビールなどを飲んでしまうことが増え、夜の晩酌の量も最近増えて来ていました。
血圧が気になっていて健康診断もあり、前日の1日だけ休肝日を設けてみたところ健康診断では120台に!
自宅に帰って測定したらやはり120台前半!
自分の原因は飲酒の量!?
調べたことで判ったこと
コーヒーやアルコールといった飲み物は、血圧に関係すると考えられているとのこと。
血圧は常に一定であるものではないため、血圧はなぜ上がるのか、なぜ下がるのかといったことを理解することは、健康意識に必要な事として再認識。
血圧について
・交感神経が活発なときは血圧が上がり、副交感神経が活発なときに血圧は下がる
・コーヒーは血圧を一時的に上昇させるものの継続的飲用では高血圧にはならないとされている
・アルコールの摂取量が増えるにつれて血圧は上昇する傾向にある
我が家で使っている測定器はこちらのメーカのもので手軽に扱え、データも残るので使いやすいです。
交換神経と副交換神経
自律神経のうち臓器や器官などの働きを向上させる神経系。
交感神経
交感神経は自動車ではアクセルに該当し、盛んに働いているときには血管を収縮させ、心拍数を高め、血圧を上昇させます。また、呼吸が速く、浅くなり、胃が弛緩して胃液の分泌が低下して消化が抑制され、便秘にもなりやすくなります。ストレスがかかっているときには、交感神経の働きが盛んになります。
副交感神経
副交感神経は自動車ではブレーキに該当し、盛んに働いているときには血管を拡張させ、心拍数を下げ、血圧を下降させます。また、呼吸が深く、ゆっくりとなり、胃が収縮して胃液の分泌が増えて消化が促進されます。副交感神経の働きが過剰になっているときには下痢を起こすこともあります。ぬるめのお湯で入浴すると副交感神経の働きを盛んにすることができます。
血圧の日内変動について
よく聞く常識ですが血圧は一定ではなく、1日で血圧は上がったり下がったり。
早朝は血圧が徐々に上昇し、活動する日中にも高くなり、夜になるにつれて血圧は下降していきます。
この変動を日内変動と呼び、そこには自律神経(交感神経・副交感神経)の働きが大きく関わっているそうです。
運動やストレスでも血圧は上がる
血圧は、運動やストレス、気温の変化などさまざまな要因で変動するものですが、交感神経が活発になっているときは血圧が高くなり、副交感神経が活発になっているときは下がります。
気になる内容!
高血圧の人
血圧が慢性的に高くなっていますが、正常の人と比べて血圧の変動は大きく、変動が大きいほど脳卒中などの発病リスクは上がります。
夜間に血圧が下がらない人もいる
夜に血圧は下がるものですが、高血圧の人の中には夜間高血圧といって、血圧が下がらない人もいるとのこと。
そうなると、1日の平均血圧値が高くなる(負担がかかる)ので、臓器障害が進行してしまうそうです。
コーヒーと血圧の関係について
コーヒーに含まれるカフェインは交感神経を刺激し、血圧を一時的に上昇させますが、継続的飲用で血圧が高くなることはないとされているそうです。
コーヒーの血圧上昇は、活発な会話や運動に比べてわずかな上昇だそう。
ただし、コーヒーの飲みすぎはカフェインや糖分の過剰摂取になるので注意が必要とのこと。
自分の場合は、缶コーヒーは飲むことはなく、自宅では豆を挽いてブラックで飲んでいるので糖分の摂取はありません。
アルコールと血圧の関係について
アルコールの摂取量が増えるにつれて収縮期血圧と拡張期血圧が上昇する傾向があり、高血圧につながっていくそうです。
少量の飲酒は一時的に血圧を下げる効果もあるので誤解されるようですが、長期的にみると過度な飲酒は血圧に悪い影響を及ぼすとのことです。
体内に吸収されたアルコールはアセトアルデヒドに変化して血管を広げるので、血圧は一時的に下がりますが、飲酒が続いてしまうと血中濃度が下がることで血管が収縮することになり、結果として血圧は上昇するとされています。
塩分と高血圧
これもよく聞くことですが、塩分と高血圧は密接な関係があり、高血圧の予防や管理には減塩が推奨されています。
自分では飲酒の際のおつまみはそれほど摂らないのですが、飲酒に伴うおつまみは一般的に塩分が高いことが多いため、既に血圧が高い人は特に注意をする必要があるそうです。
継続的な飲酒は高血圧や健康に良くないですし、また、飲酒の機会が増えると肥満にもつながって、生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
高血圧の予防方法
高血圧予防のためにするべきこと。
・普段お酒を飲む習慣のある方は節酒
・タバコを吸う人は禁煙
・肥満の方は標準体重を目指す
・塩分を摂りすぎない
・適度な運動
おわりに
自分は休肝日を設けたことで直ぐに結果がでました。
まずは摂取量を減らして行くことを心がけます。
アルコールは肝臓の障害や膵臓の障害の危険性を高めますし、お酒をやめなくても量を減らすのは健康のために必要なことですので、血圧のためだけではなく体のために過度な飲酒は控えたいと思います。
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