自分好みのビールを選び易くするための基礎知識。【豆知識】

自分好みのビールを選び易くするための基礎知識

渇いた喉に、最初の一杯のビールの旨さは格別ですね!!

そんなビールの種類について、どんなものが有るのかをまとめて見ました。

酵母菌の違いや、発酵時の温度の違いによる下面発酵、上面発酵の基本製造法を基に、クラフトビールなどと呼ばれるものなど種類はいろいろと有ります。

目次

ラガー系、エール系 に大きく2種に分類(発酵には3種)

ラガー系ラガー酵母を使い10℃前後で約1週間で発酵させる。下面発酵と呼ばれます。

エール系エール酵母を使い20℃前後で3~5日間で発酵させる。上面発酵と呼ばれます。

発酵には3種有ります。

下面発酵

低温で長期間発酵させる方法。この時、酵母が麦汁の下面に沈んでいくため、下面発酵と呼ばれます。

雑菌があまり繁殖することがなく、つねに品質を一定に保ったままビールが作れることから、大量生産されるビールはこの方法が多いようです。

上面発酵

やや高温であまり時間をかけずに発酵させる方法。この時、酵母が麦汁の上面に浮き上がっていくことから、上面発酵と呼ばれます。

歴史の古い造り方で大量生産には向かない製法ですが、味わい深いビールになります。

自然発酵

天然の酵母で長時間自然発酵させて造る自然発酵ビール。

培養されていない野生酵母を使います。今ではあまり多くは造られていないようです。

ベルギーの代表的なものにランビック、アメリカにはサワーエールというスタイルのものがあります。

日本では岩手県の世嬉の一酒造のビールブランドの「いわて蔵ビール」や 新潟県のメーカが造る「新潟麦酒」、「スパークリングマンゴー」などが有るようです。

Photo by Tatiana Rodriguez on Unsplash

ビールの原料

4大原料

モルト(麦芽)、ホップ、酵母、水

モルト

麦芽といわれ、大麦を発芽させたものです。

ホップ

ビールに苦味や香りを付けます。ハーブの一種です。

酵母

醸造させるための菌類になります。糖質をアルコールと炭酸ガスに分解します。これがよく耳にする発酵です。

醸造

醸造とは、菌類の発酵作用を利用してアルコール飲料や食品を製造する事です。

副原料

日本の酒税法の定める副原料

麦、米、ばれいしょ、とうもろこし、デンプン、着色料、糖類、こうりゃん(雑穀の一種)

その他の副原料(これらが入るとビールではなく発泡酒になります)

チョコ、フルーツ、お茶、ハーブ、スパイスなど。

これらの様々な原料も、味や香りの色に豊かな特徴を与え、ビール造りにユニークさを与えることから多様されています。海外ではあまり決まりが無いのですが、日本では酒税法からそれらを使うと発泡酒になります。

クラフトビール

よく耳にする言葉のクラフトビール。じつは簡単には説明が出来ません。

日本には明確な定義が無いのです。

アメリカでは協会があり条件が定められています。

・小規模であること

・独立していること

・伝統的な原料や製法で造っていること

この協会は、「ブルワーズ・アソシエーション」 といいます。

日本では、その流れをくんで、その定義を適用しているとのことです。が、国の規模の違いから、そのまま日本には適用出来ませんね。

日本でクラフトビールとは

大手ビールメーカー以外の、地域密着型の小規模な醸造所で造られるビール

とされています。

ご当地ビールとして日本各地で造られていますね。

ビールの「スタイル」とは?

ビールの種類のことを指します。

ビールには3種類の発酵がありましたよね。

スタイルとは

下面発酵ラガー上面発酵エールを更に細かく分類したビールの種類のことです。

用いる原料や醸造法によりスタイルは分類され、当然スタイルが変わるとその味わいも異なります。

ビールの種類は100種類以上も有るようです。

代表的なものを一部紹介します。

ピルスナー(Pilsner)

爽快な味わいとノド越し

世界で飲まれるビールの実に7割を占めるといわれています。世界初の金色のラガービールと言われており、日本人が最も親しんでいるスタイルです。

ペールエール(PaleAle)

香ばしさとほのかな甘み

イギリス発祥の金色~銅色のビール。ホップやモルトの豊かな香りが特徴。イギリスの伝統的なスタイルですが、アメリカに渡ってホップの華やかな香りがするアメリカンペールエールが誕生し、世界的に人気になりました。

ヴァイツエン(Weizen)

フルーティーな甘味

小麦麦芽を50%以上使ったドイツの伝統的なビールです。

ゴールデンエール(Golden Ale)

爽やかでスッキリ

きれいな黄金色をしたビール。柑橘系の爽やかな香りとスッキリとした味わいが特徴。

その他のスタイル

ペルジャンホワイト、ドルトムンダー、ボック、エール、アルト、トラピスト、ポーター、スタウト、IPA、アンバーエール、フルーツビール、リアルエール、バーレイワイン、サワーエール、セゾンビール、シェパルツ、ラオホ、ケルシュ などなどまだまだ有ります。

ビールの選び方

色から選ぶ

ビールには色の薄いものと濃いものがあります。

薄い色

爽やかでフルーティーなタイプ

色が薄いビールは見た目から感じるように、基本的にはサッパリとした飲み口、香りが特徴となります。

クセが無いサッパリとした味わいですので、いろんな料理にも合わせやすくその組み合わせを心配する必要がありません。

濃い色

麦のコクを味わえるタイプ

麦芽の香ばしい香り、深みのある濃厚な味わいを楽しめます。

香りや味わいが強いので、料理はよく選んだ方が良いでしょう。

生ビールとは

私達が普段何気なく楽しんでいる缶ビールや瓶ビールは、ほとんどが生ビールになります。

製造工程の中で、発酵、熟成の後にろ過・熱処理という工程が有ります。この熱処理を行わないビールを生ビールと呼びます。

熱処理

50~60℃の比較的に低い温度帯で処理を行います。

その目的は、

  • 酵母の働きを止める
  • 醸造の工程で混入した雑菌の活動を出来るだけ止める

昔はこの処理を行うことが普通だったのですが、醸造技術向上により大手メーカーが造るビールはろ過により酵母を除去し、熱処理しない生ビールが大半です。

スーパーやコンビニなどで身近に手に入る缶や瓶は、実は生ビールなんです。

黒ビールとは

簡単に言うと、「濃い色の麦芽を使った黒っぽい色のビール」のことを総じて黒ビールと呼びます。

麦芽を乾燥させ更に100℃以上の高温で焙煎することで、麦芽の色は茶色や黒に近い褐色になっていきます。

この色の濃い麦芽を使うため出来上がるビールの色も黒く茶色になるのです。

黒ビールのスタイルは

主なものをあげると、ポーター、スタウト、シュバルツ、デュンケルなどがあげられます。

肉料理やホタテ料理とも合いますし、焼き菓子やチョコにも合います。

黒ビールはぬるめのほうが香りが際立ち味わいもまろやかになります。

ハイアルコールなものが多いので、飲みの締めに少量を楽しむと良いかも。

おわりに

イベントの最初の乾杯は、先ずはビールで、ですよね。

そんな身近なビールについての種類をわかり易くまとめてみました。

大手会社が造るビールは、家飲みでお気に入りをいただけば良いですが、最近はクラフトビール専門で扱うビアバーなどがたくさんありますので、お店の方にいろいろ聞いて自分の好みを見つけるのも楽しいのではないでしょうか。

海外も含めるとスタイルはたくさん有るので、全部を試すことはなかなか出来ませんが。制覇出来たら良いですね。

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