冷却水もれ。サーモスタット・ウォーターポンプ交換、BMW E60の整備記録。

E60整備記録 サーモスタット・ウォーターポンプ交換
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駐車場のパレットに冷却水がたれているのが見つかったのが半年ほど前の秋口。漏れ方がまちまちで漏れの量が少量だったり、しばらくもれなかったりでクーラントや水を足しながらだましだまし来ていました。

都度観察をしていたのですが、ラジエーターからの漏れではなさそうでパイプなどを疑っていました。

そんな愛車の冷却水漏れ修理の整備記録です。

 

 

目次

冷却水漏れ箇所の特定

5月の車検まで保ってくれと考えていましたが、最近その漏れる量が多くなり、さすがに修理を考えなければと思い、漏れの箇所を特定すべく隅々まで確認していました。

3月に入り気温も高くなり暖かくなってきたので踏ん切りを付けて作業の準備を開始。

部品の手配前に漏れている箇所の特定と手順の確認を行うことに。

 

アンダーカバーに冷却水が溜まっているのですが、ファンベルトが回ったことでしぶきがその周辺にかかっているように見受けられました。

今までも手探りでパイプ類を触って確認していたのですが、濡れているところが見つかりません。エンジンが冷えてから触手なので乾いてしまっているようです。

そこで電動ファンを外し漏れている箇所の特定作業です。

まずはラジエータの上のカバーを外していきます。

10ヶ所ほどのトルクスで留まっています。

 

次にラジエーターを留めているカバーを外します。コチラは樹脂製です。

このカバーを外すことで電動ファンを外すことが出来ます。

冷却水のパイプなども固定されていますが上に引き上げれば外せます。

パイプの破損に注意です。

 

 

手前のチューブの剥き出しになっている配線は、後付けしたライトのバルブの配線です。

このチューブも交換するため部品の手配に追加です。

電動ファンのコネクタを外しておきます。

  

 

ラジエータの樹脂のカバーを外すと電動ファンにアクセスできます。

電動ファンもラジエータもネジ留はされていません。カバーで上から押さえている構造です。

 

電動ファンは両サイドにツバがついていて、片方は可動できるようになっています。

ファンを引き抜くときにパイプに干渉してしまうため、可動のツバをパイプを回避するように動かします。ちょっとコツが要りました。

 

固定のツバ

 

右側の可動するツバ

可動するツバ

 

電動ファンが外せましたので目視での確認がしやすくなりました。

ウォーターポンプのプーリーやベルトに白っぽい跡が見られます。

 

エンジンカバーに水濡れが見つかりました。

 

ロアホースを手で触ってみると濡れているのが確認できました。ホースを伝って水がたれています。

それはサーモスタットにつながるホースです。やっと漏れの箇所が特定できそうです。

そこで正面から直接目視できないので、iPhoneで正面から写真を撮りました。

 

サーモスタットの固定部の下部に水漏れの跡!!

 

 

Webでいろいろと調べサーモスタットの固定箇所のシールが劣化して漏れたと判断。

電動ファンを元に戻して本修理の準備をすることに。

パーツショップから純正品同等の優良品を手に入れることにしました。

ウォーターポンプ+サーモスタット2点セットのものを手に入れ交換作業を行うことにしました。

翌週の休日に交換作業を行うことに。

 

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サーモスタット+ウォーターポンプ交換

交換する部品も入手ができ、いよいよ交換を行います。

アンダーパネル外し。オイル漏れ!

ジャッキアップして馬をかけてフロントのアンダーカバーを外します。

その際に、新たな問題発見!?

オイルが… メンバーフレームのジャッキアップポイントもオイルまみれです!!

 

今回は冷却水関連の修理に集中します。オイル漏れの箇所は作業中に確認しながら進めます。

ファンベルト外し

アンダーパネルを外して下からラジエータ周りを確認しても水漏れした形跡は確認されません。

やはりサーモスタット固定部からの水漏れのようです。

水抜き

 

まずは、ラジエーター内の冷却水抜きです。

下に受皿をおいて水抜き。

 

ベルト外し

油圧式のベルトテンショナーです。

ファンベルトを外すためにはベルトテンションナーを緩めます。

 

ベルトテンショナーのプーリーのキャップを外します。

 

キャップはプーリーの際に爪で固定されています。

マイナスドライバーなどでこじ開けて外します。

外したキャップ

 

キャップを外したプーリーにT50トルクス+レンチを使いネジを締める方へ動かすとプーリーがベルトを緩める方向に動きますのでベルトを外します。

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サーモスタット+ウォーターポンプ交換

水抜きは完了していますので、サーモスタットを固定している4つのボルトを外します。

右上の穴部分のボルト1本は太く長いボルトでした。

新しい部品と外した部品の比較です。

 

サーモスタット下側の写真です。

エンジンとの接続部のところから漏れた跡が確認されます。

 

サーモスタットを外したエンジン側です。

この後下にあるウォーターポンプも外します。(外したエンジン側の写真は撮り忘れました)

ウォーターポンプのベルトプーリを外しました。

 

外したプーリー
プリーを外したウォーターポンプ

 

この後、エンジン側の接続部はオイルストンを使って面出しを行い平らになめらかな状態にしました。

ガスケットや接続部にはグリースをまんべんなく塗り接続固定です。

 

 

新旧 ウォーターポンプ

 

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Webを調べるとポンプの羽部分は樹脂製で破損していることが有ると書かれている記事も見受けられますがダメージは無さそうです。

サーモスタットとウオーターポンプを組み付けて交換は完了しました。

この後ベルトを再固定して、電動ファンを戻して全ての作業は完了としました。

昼頃から作業をはじめて夕方の暗くなる前に作業は終わらせました。

他からの水漏れが起きないか様子見です。

 

オイル漏れ

作業開始のジャッキアップした際に、新たな問題のオイル漏れが見つかりました。

水漏れ作業を進めていく中で、オイル漏れの部分がどこになるかを見ながら作業を進めていました。

今回の作業をおこなった、すぐ横のオイルフィルターハウジングの下側から後ろに向けてオイルの跡を見つけました。

Webで同様のオイル漏れの記事を見つけました。オイルフィルターハウジングガスケットの交換が必要になるとのこと。

次の作業としてこのガスケットの交換とオイル・エレメント、オイル交換を実施することにしました。

また、パーツの手配をかけます。

この作業は改めて別の記事で紹介します。

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おわりに

愛車の水漏れ修理のDIYの紹介でした。

水漏れの箇所が見込み通りであったので問題なく修理が出来ました。交換から1週間の間様子を見ていますが漏れは無さそうです。

でも新たなオイル漏れが発覚したので、今度はそちらの修理の準備です。

オイルフィルターハウジング以外の他にオイル漏れの箇所がなければ良いのですが…

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