オイル漏れ修理。オイルフィルターハウジングガスケット交換、BMW E60の整備記録。

E60整備記録 オイルフィルターハウジングガスケット交換
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先日、サーモスタット+ウォーターポンプ交換を行った際に見つかったオイル漏れの修理の整備記録です。

アンダーカバーを外した際にメンバーフレームのジャッキアップポイントもオイルでベッタリと濡れていたので作業しながらオイル漏れ箇所を見ながら整備を行いました。

写真のメンバーフレームの上にあるエンジンの上からオイル跡が…

さらに見ていくとエンジンの向かって右側に有るオイルフィターハウジングの固定部からエンジンの後ろに向けてオイルの跡が確認されました。

後でネットで調べるとハウジングのガスケットの劣化によりオイル漏れが起きるとのこと。

今回はこの部分の修理の整備記録の紹介です。

目次

アンダーカバーを外してオイル抜き

ジャッキアップして馬を掛けて安全作業を心がけ作業開始です。

オイルを抜く前に前後の樹脂製アンダーカバーを外しました。後ろ側はやたらとネジが多く下に潜っての作業はなかなか辛いものです。

オイルがいろいろなところに広がっていたので、オイルを抜いている間にエンジンアンダーカバーもオイルクリーナーできれいにして組付けに備えました。

 

オイルまみれです。作業の途中で他の部分と合わせてクリーナーできれいにします。

下準備が整い本題のガスケット交換へ進みます。

 

オイルエレメント外し

オイルをできるだけ抜くためオイルエレメントを外します。

オイルフィルタハウジングは、このエレメントフィルタが装着されている部分になります。

古いエレメントを外し装着部分もクリーナーで清掃して交換用エレメントを装着して組込準備です。

 

 

エアークリーナボックス外し

作業スペースを確保するためエアークリーナーボックスを外します。

ダクトの固定ベルトを緩め、数か所のネジを外すと容易に外せます。

 

 

スペースが確保出来ました。

次に写真の真ん中に見えるオルタネータを外します。

オイルフィルタハウジングの固定ネジは、このオルタネータを外さないと固定ネジが外せません。

オルタネータ外し

先ず、ファンベルトを外します。

オルタネータに接続されているコネクタなども、この段階で外します。

オルタネータは上下に2本のボルトで固定されています。

しかし、このオルタネータを外すのに非常に難儀しました。

ボルトは外せたのですが、固定部からなかなか外すことができません。

 

格闘すること約2時間!!潤滑剤を噴きつけたりしてどうにか引っ張り出すようにして外せました。

予想外に時間を浪費してしまいました。この時点でもう15時。夕方までには作業を完了したいのに・・・

本番はこれからです…

下の写真の赤丸の部分がねじ込まれた部品で、締め込まれているようでボルトを外しても固くしまってしまっていて外すのが大変でした。

 

やっとオイルフィルターハウジングの取り付けボルトが見えました。

しかし、ハウジングの下には別ユニットが!?

パワーステアリングポンプです。外し方がよく分からず時間もないことからこのままオイルフィルタハウジングを外すことに。

 

 

オイルフィルターハウジングのガスケット交換

いよいよハウジングを外します。

5本のボルトを外します。

 

エンジン側のハウジング取り付け部分から周りがオイルまみれです。これがオイルパンまで垂れていた模様です。

本当はオイルフィルタハウジングを完全に外してクリーナーできれいにしたかったのですが浮かせたまま作業を続けます。

ハウジングにガスケットがついていますがよく見ると潰れています。

 

取り外した古いガスケット(左)と新品のガスケット(右)です。

 

このガスケットのためにオイル漏れ! 基本的に対策をして欲しい!!

クリーナーでできるだけオイルまみれな箇所を掃除。

ガスケットの接触部も砥石を使って面出し。

ガスケットをはめる部分や周りをクリーニング。まだまだオイル漏れの跡が残っているのでできるだけクリーニングを行います。

このとき、エンジン廻りやオイルパン周りのオイル汚れもクリーニングしました。

クリーニングが完了でき、ガスケットを交換し逆の手順で取り付けていきます。

ハウジングをきっちりとはめボルトを締めます。

しかし、オルタネータが今度はハメることができません。

きつくてはまらないようです。仕方なく表面をヤスリで削リました。

 

後でよくよく考えたらねじ込まれている部品のようだったので、ネジを外す要領で動かせたのでは無いかと思います。

 

 

 

ここまでで辺りも暗くなり始めるので作業を進めます。写真を取る余裕もありません。

ファンベルトをまき直しコネクタ類を接続。

オルタネータを取付けた後は、車体の下の作業を優先して作業を行います。

オイルに汚れた部位をクリーニングしつつ、アンダーカバー類を取り付けて行きます。

ネジが多くてこれにも時間が掛かりました。

車体下の作業を一応終わらせて、お次はエアークリーナーボックスを取付直します。

そしてオイルエレメントを装着しオイルを規定量入れます。

この後、車体を上げていた馬を外したりして作業完了です。

 

ガスケット交換のためだけにこれだけの作業が必要です。

整備士の方は大変ですね。

車メーカには交換しやすくする設計をして欲しいものです。

それとガレージが有るといいな~と無いものねだりです。

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おわりに

今回は愛車のオイル漏れ修理のDIYの紹介でした。

水漏れを修理をしたときに発見したオイル漏れの修理整備でした。

車検に向けてトライした整備でした。

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