アブラムシの特徴と駆除について【害虫】

アブラムシの特徴と駆除について
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暖かくなるといつの間にかに葉や茎にいっぱいついてしまうアブラムシ。

放置しておくと植物の新芽やつぼみに群生して、植物の汁を吸って大切な植物の生育を阻害してしまい、病原菌を発生させて植物を枯らしてしまうことにもなります。

アブラムシの特徴について紹介です。 

目次

アブラムシの特徴

アブラムシ 

体長は1~2mm程度で大きいもので3mmぐらいになります。

色は黄緑色や黒褐色など多様ですが、ほとんどは黄緑色が多いようです。

植物の新芽を好んで寄生し茎や根から汁液を吸い肛門からは透明な甘い液(甘露)を出します。

これをアリが求めて集まり、アブラムシはアリに外敵から守ってもらう共生をしています。

アブラムシは病原菌を媒介します。

病原菌のある植物の汁を吸うときに植物に突き刺す部分(口針)に病原菌が付き、他の植物に移り汁を吸うときにこの口針から移ってしまいます。

アブラムシは暖かい地域では1年中卵を産み続け植物に被害を及ぼします。寒い地域では卵の状態で冬を越します。

1年中発生する害虫で、春と秋のあまり雨が多くない時期に活発になります。

暑さには弱いため初夏の頃には羽のあるアブラムシが生まれて涼しいところへ移動します。

夏の暑い時期は余り見かけなくなりますが、秋になると戻ってきて繁殖を繰り返します。

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アブラムシによる害虫被害

アブラムシの害虫被害には、直接被害と間接被害があります。

直接被害

観葉植物や草花、樹木、野菜など多くの植物の新芽や葉裏、茎などに寄生し植物の汁液を吸ってしまいます。

一匹では大したことは有りませんが群棲することが多いため植物の生育に影響することになります。

間接被害

病原菌を媒介します。ウィルスに感染した植物や野菜から汁液を吸った口針を介して感染させてしまいます。

アブラムシは甘い液体の排泄物を出します。

この液体を甘露といい、この甘露を求めてアリが集まり天敵のてんとう虫を遠ざけるためアブラムシの繁殖を助けることになります。

さらに、この甘露でベタついた部分にカビが発生しやすくなりカビが原因のすす病になる可能性が高くなります。

すす病 


この様にすす病になる可能性が高くなります。

 

アブラムシはどうして発生するのか

窒素成分の多い肥料を与えすぎることが注意する点です。

窒素成分が多い肥料を与えすぎると葉で合成されるアミノ酸が多くなります。

このアミノ酸はアブラムシが好むために集まって来てしまいます。

他にも葉が茂りすぎることも原因のひとつです。

風通しを良くしてあげて日が当たるようにして発生を抑えるようにしてあげましょう。

 

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アブラムシの駆除方法について

数が少ない時に見つけたら粘着テープを使って貼り付けて駆除してしまいましょう。

外であれば天敵で有るテントウムシなどの力もかりて駆除できますが、室内で育てている観葉植物では見つけたら直ぐに粘着テープで取り除くことです。

 

てんとう虫

 

アブラムシは黄色いところに集まる習性が有るようです。

その性質を利用する黄色の粘着板を設置して駆除することも出来ます。

 

殺虫剤を使う

殺虫剤を使うのも良い撃退法です。薬剤はいろいろと市販されています。

浸透移行性剤が植物に成分を吸収されて長期間効果が続くので便利です。

オルトラン類が効果的でアブラムシ以外にも効果があります。

他にはベストガード粒剤やモスピラン粒剤、病気の予防と治療ができる殺虫細菌剤のベニカXシリーズがあります。

薬剤を使用する際には使用条件をよく調べて確認して使用しましょう。

❜❜観葉植物につきやすい害虫について❜❜ こちらで紹介

 

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おわりに

アブラムシの繁殖スピードは驚異的です。瞬く間に広がり植物にも悪影響を与えてしまいます。

早めの対処が大切で葉水をする時に良く観察してあげて早期発見が大事になります。

アブラムシが寄らないように肥料に窒素を与えすぎないようすること。

風通しを良くして太陽光に当てて予防しましょう。

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