イースターは日本では、まだ馴染みの薄いイベントでしょうか?商業的に結びつかないことから浸透していないように感じます。
キリスト教徒の多い国々では、春となるとイースターのお祝いムードが高まります。クリスマス、ハロウィン、バレンタインなど日本では盛り上がっていますが、海外のキリスト教圏ではクリスマスやハロウィンよりも大事にしているイベントが「イースター」です。
イースターは毎年始まる日は変わります。
イースターとは?
イースターは、イエス・キリストが復活したことをお祝いする祝祭です。日本では「復活祭」ともいわれています。
キリストは十字架に磔(はりつけ)され死に至りましたが、3日後には復活したと言われています。多くの教派にとっては、キリストの降誕を祝うクリスマスよりも重要な祝い事です。「復活」という奇跡によりキリスト教が宗教として発展したことから、このイースターが重要視されているのです。
宗教的にも意味がある日で、イースターを祝って学校が数週間お休みになる国もあるようです。
イースターという名前の由来
ゲルマン神話の春の女神「エオストレ(Eostre)」やこの女神の名前を冠した春の月名「エオストレモナト(Eostremonat)」から来ているとの説が有ります。
イースターはいつ?
クリスマスは12月25日、ハロウィンは10月31日と決まっているのですが、このイースタは日にちは定まっていません。
「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」、とだけ定められています。
毎年、イースターの日にちは替わるのです。
キリスト教の中でも、西方教会と東方教会とで日にちが異なるのだそうです。春のお祭りとして海外では盛大にお祝いをされるようです。
イースターの風習はキリスト教以前の土着信仰の影響をうけ、「キリストの復活」と「春の女神のお祝い」の2つの祝祭が融合したものと考えられています。
シンボルのイースター・エッグとイースター・バニーの意味
卵
卵は生命の始まりの象徴であり、殻の中にいる時間を経て、殻を割って生まれて来る様子が、キリストの復活を表していることから、そのシンボルになったようです。
うさぎ
うさぎは多産であることから豊穣や繁栄のシンボルとされていることがもとになっているそうです。
モアイ像で知られるイースター島の名前は、1722年にオランダ海軍がイースターの日に発見したことから「イースター島」とつけたそうです。
イースターの楽しみ方
卵に絵を描いたり色を塗ったりしてオリジナルのイースター・エッグを作ります。家族や友達とホームパーティで店あったりして楽しみます。
海外ではバレンタインが終わるとイースターの飾り付けが始まるのだそうです。家の中や庭をイースター・エッグやイースター・バニーで飾り付け春の訪れを祝うのだそうです。
イースターエッグロール。イースター・エッグをスプーンを使い卵を割らないように転がしゴールまで走る遊びです。アメリカではホワイトハウスでのイースターパーティでも行われるイースターを象徴する遊びだそうです。
イースターエッグハント。イースター・エッグを庭や公園に隠して、みんなで探しに行くイベントのことです。家族みんなで探して春の訪れを楽しみながら家族の絆を深める時間となるようです。
ボンネットパーティ。ボンネットとは帽子のことです。イースターの飾りをつけた帽子を被ったり、仮装をして街をパレードするそうです。ニューヨークのマンハッタンで開催されるイースターボンネットパーティーが有名です。
イースターメニュー。海外では特別な日として、普段よりも豪華な食事をするのだそうです。春の食材を使い料理を盛ったり、デザートに卵やうさぎをかたどったケーキを焼いたりして、特別なメニューでイースターをお祝いするようです。
おわりに
日本ではんかなか浸透していないイベントかと思います。商業的になにかに結びつくと広まるのかもしれませんね。
世界で祝われる春の祝日。日本でもみんなでお祝いをしましょう。
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