観葉植物や野菜などの植物につくよく目にする害虫のひとつです。
カイガラムシと同じでカメムシの仲間で、まるで埃かパンくずのように見えます。どんなところにも居る身近な害虫のひとつです。
カイガラムシは成虫になると貝殻状になりますが、コナカイガラムシは成虫でも動きます。
コナカイガラムシの特徴について紹介です。
コナカイガラムシの特徴
見た目は白く小さく、体長3~4mmほどです。
葉や茎に口針を刺して汁液を吸います。
カイガラムシの名前がついている種類だけでも400種類以上で大きさや形など様々です。
カイガラムシは成虫になると足が退化し殻をかぶって動かなくなりますが、このコナカイガラムシは成虫になっても歩き回ります。
1年中発生する害虫で、カメムシの仲間です。
カイガラムシと同様に排泄物は「すす病」などの発生の原因になったり、様々な病気の原因になります。
コナカイガラムシが発生するとどんな症状になるか
植物に口針を刺して汁液を吸います。
寄生した植物の汁液を吸うために口針を刺すことで植物の組織に毒素や病原菌を注入してしまいます。
大量に発生すると枯らす原因にもなります。
排泄物は「甘露」と呼ばれる糖分が多いシロップでベタベタしており「すす病」などの病気の発生原因になります。
コナカイガラムシの発生しやすい時期
卵で繁殖し1年中繁殖します。
冬の間は繁殖スピードが遅くなるものの気温が高くなってくる5月頃から活発に活動し始めます。
幼虫は新しい枝葉に散らばって汁液を吸います。
コナカイガラムシは非常に小さいため風で舞うこともありますので窓から室内に入ってきたり、人の服について他の植物に移って行くことがあります。
1匹のメスの成虫は数百個の卵を産むとされていますので繁殖力は強いです。
植物の見つけづらいところに集まって生息しています。
コナカイガラムシの駆除方法
幼虫のうちは殺虫剤で駆除できます。
卵や幼虫は小さく見つけづらいですが、成虫は見つけやすいので駆除はしやすいです。
数が少ないときは見つけたら粘着テープで取ってしまうのがお手軽です。
それ以外の方法としては
- 水をかけて洗い流す
- 枝や葉ごと取り除いてしまう
- 歯ブラシなどで削ぎ落とす
- 殺虫剤を散布する
しかし、室内で育てている観葉植物では対応しづらい方法ですので、繁殖する前に定期的に観察してあげて粘着テープや濡れた布やティッシュで拭き上げてあげましょう。
こちらのページで❜❜観葉植物につきやすい害虫について❜❜紹介しています。
おわりに
カイガラムシ、コナカイガラムシ等は観葉植物や野菜などにおいて定番の害虫です。
葉水を行いその際に良く観察してあげて、見つけたら早めに駆除し大量発生しないように放置しないことです。
害虫のいない観葉植物にしてあげることは植物にとって良いことですが、お世話する側にとっても気持ちの良いものです。
元気に育ってもらえるようお世話してあげてください。
コメント