表示形式のユーザー定義の書式の「#(ハッシュタグ)」と「0(ゼロ)」の使い方がよく分からないので整理しました。
有効桁数
「ユーザー定義」で数値表示形式を定義する際に「#」か「0」を使用します。
その個数で有効桁数を表すと説明されます。
ユーザー定義の有効桁数とは
ユーザー定義での有効桁数は「小数部」のことを指しています。
※つまり小数点以下の桁のことです。
「有効桁数を表示する」とは少数点以下の桁数の表示についてになります。
「#.##」と設定したセルに「123.456」と入力すると「123.46」と表示されます。(小数部が2桁に丸められます)
「#.000」と設定したセルに「123.45」と入力すると「123.450」と表示されます。(小数部の3桁に0が表示されます)
「#」は、数値「0」だけのデータを表示できません。
「#.#####」と、小数部のデータよりも多く「#」を設定しても「123.456」と表示されます。
実際のデータの桁より多い小数部の「#」は無視されます。
「0」の定義は?
「0」の定義は小数点以下の有効桁数については「#」と同じになります。
「0.0000」のように定義した場合、小数部の「0」の桁数より少ない「123.45」のデータを入力した場合は「123.4500」と表示されます。
数値の書式記号
数値の書式記号
入力するものの一例として「#」「0」「?」「,(カンマ)」「.(ピリオド)」があります。
「#」:1桁の数字を示します。「#」は数値「0」だけのデータを表示できません。
#の数分の桁数を指定されます。有効桁数しか表示されず、余分な0も表示されません。
「0」:1桁の数字を示し、指定したゼロの桁数だけ常にゼロが表示されます。
「?」:値がゼロのときにはスペースを空けます。
「,(カンマ)」:数値の桁を区切ります。
「.(ピリオド)」:小数点以下を表示します。
「?」のスペースを入れるのは、データの表示の小数点の位置を揃えるのに有効です。
おわりに
表示形式のユーザー定義「#」と「0」の意味の違いについて整理しました。
理解がしにくい意味の違いでしたがスッキリ出来ます。
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