自民党の鈴木俊一幹事長が、
「自民党と日本維新の会による連立政権に、国民民主党が加わることに期待している」
と発言したことが報じられ、注目を集めています。
このニュースを見て、
「本当にそうなるのだろうか」
「玉木代表は連立に前向きだっただろうか?」
と疑問に感じた人も多いのではないでしょうか。
国民民主党の玉木雄一郎代表は、これまで自民党との距離感を意識した発言を続けてきました。
なぜ今、「期待している」という言葉が出てきたのか。
これまでの経緯を整理しながら、冷静に考えてみたいと思います。
鈴木幹事長の「期待」は何を意味しているのか?
まず整理しておきたいのは、今回の鈴木幹事長の発言が、
「国民民主党が連立参加を決めた」
という意味ではない点です。
あくまで、少数与党下での国会運営を見据え、
国民民主党にも協力してもらえる可能性がある、
という期待感を示した発言と受け取るのが自然でしょう。
政権側としては、維新の会だけでなく、
国民民主党とも一定の協力関係を築ければ、
法案審議や国会運営が安定するという思惑があると考えられます。
ただ、見る側からすると、
「相手の考えはどうなのだろうか」
と感じてしまうのも無理はありません。
国民民主・玉木代表が連立に慎重な理由
国民民主党はこれまで、
「是々非々」「政策本位」
という立場を強調してきました。
玉木代表自身も、自民党と全面的に組む連立政権については、
慎重な姿勢を取ってきたことで知られています。
もし「自民+維新」の枠組みに加わることになれば、
国民民主党は連立政権の一角として見られることになります。
そうなると、
・減税
・手取り重視
・現役世代への支援
といった、これまでの主張が、
「結局は与党の補完勢力なのではないか」
と受け止められてしまう可能性もあります。
この点が、玉木代表が簡単に判断できない理由の一つだと考えられます。
「年収の壁」合意が示した現実的な関係
一方で、昨年末に話題となった
「年収の壁」をめぐる引き上げの合意は、
国民民主党が政策面で存在感を示した例でもあります。
注目したいのは、この合意が、
国民民主党が連立政権に参加した結果ではない
という点です。
政権に入らなくても、
政策ごとの協議を通じて成果を出す。
これが、現在の国民民主党の立ち位置だと言えるでしょう。
読者の中にも、
「政権入りよりも、生活に関わる政策を前に進めてほしい」
と感じている人は少なくないのではないでしょうか。
多くの人が感じる「どうなるのか分からない」という違和感
今回のニュースが注目されている理由は、
連立の可能性そのものよりも、
・本当にそうなるのか分からない
・しかし、話だけが先に進んでいるように見える
・いつの間にか既定路線になってしまうのではないか
といった、政治に対する不安や距離感があるからかもしれません。
だからこそ、「期待している」という言葉に、
引っかかりを覚える人が出てくるのでしょう。
現時点で考えられる現実的な見方
現時点で、国民民主党が
自民・維新の連立政権に正式に加わると断定できる状況ではありません。
むしろ、政策ごとに距離を測りながら協力する
今の関係が続く可能性が高いと考えられます。
鈴木幹事長の発言は、
政権運営上の期待や願望を示したものと受け止めるのが、
冷静な見方ではないでしょうか。
まとめ
自民党の鈴木幹事長が示した「期待」は注目を集めましたが、
それだけで国民民主党の連立参加が決まったわけではありません。
年収の壁をめぐる合意が示すように、
国民民主党は、政権入りよりも
政策協力を通じて影響力を発揮する道を選んでいます。
このニュースに違和感を覚えた人は、
多くの国民が同じように
「本当にそうなるのだろうか」
と感じている証拠なのかもしれません。


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