南果歩主演『ルール オブ リビング』感想|固定観念に縛られた女性が娘とルームシェアで人生を変える物語

ルール オブ リビング

2025年9月20日(土)公開2日目の、映画『ルール オブ リビング・”わたし”の生き方・再起動』の舞台挨拶付き上映会に参加してきました。
主演の南果歩さんをはじめ、キャストが登壇し、撮影当時のエピソードや作品に込めた思いを語ってくれました。
娘役を演じたすみれさんも登壇。会場には多くのファンが集まり、華やかな雰囲気に包まれました。

南果歩さんはテンション高めで映画について語り、会場を盛り上げていました。

すみれさんは、母としても女優としても充実した姿を見せ、観客から思わず「驚き」の声が上がる場面も。かつての可憐なイメージからさらに大人の魅力を増した姿は、多くのファンの注目を集めました。

今回はその舞台挨拶の様子をレポートします。

目次

映画『ルール オブ リビング・”わたし”の生き方・再起動』とは

ルール通りに生きてきたバツイチのキャリアウーマン(南果歩さん)が、アメリカ人バックパッカー(グレッグ・デール監督)との突然の同居生活を通じて、新しい生き方を模索していくハートフルコメディーです。

  • 主演:南果歩さん。心温まるヒューマンドラマ。
  • 撮影は2021年、コロナ禍の中でスタッフ全員がマスクを着用して行われた特別な状況。
  • 娘役としてすみれさんが一部出演。物語の中では短いシーンですが、印象的な存在感を残しています。
ルールofリビング・”わたし”の生き方・再起動
ルールofリビング・”わたし”の生き方・再起動

舞台挨拶登壇メンバー

左から、すみれさん、南果歩さん(主演)、グレッグ・デール監督・脚本(主演)ジェフリー・ロウさん。

舞台挨拶の南果歩さんとすみれさんのエピソードと会場の雰囲気

南果歩さんの挨拶では、「もう本当に心配でした、今日まで。4年前に撮影して、スーパーインディーズな映画です。監督をはじめ、キャストの熱意だけで出来上がった作品なんですけど、こうして公開できるって感慨深いです。今日は来て下さってありがとうございま〜す!」ととてもテンションが高く会場を盛り上げてくれていました。

「日本の映画界にも、中年女性の活躍の場がやっとやってまいりました!って感じです」と作品が自分にぴったりだったと感想を述べていました。

英語が得意なすみれさんですが、本作では英語を話すシーンはなく、得意な英語を披露する場面は一切ありませんでした。

上映回は朝11時からで、会場には日本人だけでなく、年齢層高めの海外からの観客も多数参加していました。3割以上は海外の方だったように感じます。

映画は日本語・英語の字幕が用意され、どちらの観客もストーリーやセリフを理解できる構成でした。

娘役すみれさんについては「幼稚園の頃にドラマの現場で会ったことがある」と、南果歩さんとの懐かしいエピソードを披露。
すみれさんは、南さん演じる主人公・美久子の娘役で出演していましたが、現場では英語が飛び交い、「2、3日くらいの撮影しかなかったんですけど、英語が聞こえる現場だと私はアットホームになったりして、お母さん役の南果歩さんも英語がペラペラでやりやすかった」とリラックスして臨めたようでした。

南果歩さんは「撮影は2021年のコロナ禍で、スタッフも全員マスク姿という異例の状況だった」と振り返り、会場からは驚きの声が上がりました。
さらに「撮影期間は3カ月。朝から夜中まで、かなりブラック企業でした」と笑いながら振り返っていました。

舞台挨拶の最後には「今の世の中は他者との違いを認めるんじゃなくて、自分たちの文化を守りすぎるところがある。違いを認めて楽しめる余裕が必要。戦いや紛争の中にある今、映画を上映できる幸せをかみしめて、シンパシーを感じたり別の文化に興味を持つきっかけになったら」と締めくくりました。

南果歩さん、すみれさん
すみれさん、南果歩さん

すみれさんの登壇にファンも注目

娘役のすみれさんの登壇は、舞台挨拶の大きな見どころの一つでした。母としても女優としても充実した姿を披露する彼女に、会場は温かい拍手と驚きの声で包まれました。

映画のテーマである「人生のルールから解放され、自分らしく生きる」ことを母親に訴えていた娘役を力強く行動で示していた役にぴったりの女優さんでした。

映画内の印象と比べて、雰囲気や表情が大きく変わっており、観客として自然と注目してしまいました。

映画内では短い登場シーンのすみれさんですが、舞台挨拶ではしっかりと挨拶やコメントを披露されていました。

まとめ

南果歩主演映画『ルール オブ リビング』は、人生に迷った時や新しい挑戦を考えるすべての人に響く作品です。

舞台挨拶で見せた南果歩さんのハイテンションなトークでは、これから中年女性が日本映画界でも活躍の場が来たと語り、すみれさんの母としても女優としても充実した姿は、映画のテーマとリンクし、観客に大きな印象を残しました。

これから映画を観る人も、既に観た人も、人生のルールに縛られず自分らしく生きるヒントを見つけられる作品です。

南果歩さんとすみれさんのさらなる活躍に期待したいところです。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次