温度ムラが少なく部屋全体がゆっくりじんわり温かくなるオイルヒーターを使って思うこと

オイルヒーターは、温度ムラがなく、部屋全体がゆっくりじんわりと温まっていきます。
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毎年、秋を過ぎ冬を迎える頃から暖房器具の準備を始めます。

2024年の今年はオイルヒータをメインに使い始めました!

リビングでは、昨年まではちょっと肌寒い時はエアコンでしのいで、12月末頃の本格的な暖房はファンヒーターをメインに使ってきました。

このファンヒーターが曲者で、シリコーンが原因のE4エラーが多発し何度も分解掃除を行い昨シーズンまでは乗り越えました。今年のことを考え、問題となるバナー部品は新品に交換しておきました。

しかし、昨年までの使用中に「ボッボッ」と大きな音が鳴り不完全燃焼になったりして家族が不安がり、今年は比較的温かいことから初めから使うことは断念しました。

他の暖房器具として、別室に空気をきれいに温められるオイルヒーターを置いていたのですが、これをリビングで使うことにしました。

その使用感についての報告です。

従来より、暖房効果を高めるためスチーム式の加湿器とサーキュレータは併用しています。

暖房器具としての代表は、石油ストーブ、セラミックヒーター、電気ストーブ、オイルヒーターなどがあります。

暖め方は、電気、灯油、その両方が必要になるなど器具によってまちまちです。

暖房器具
暖房器具の代表
目次

オイルヒーター

最近、人気が高まりつつ有るオイルヒーター。あまり馴染みが無い暖房器具のひとつかと思います。

子供部屋で乾燥が少ないことから数年前から使って来ていました。

エアコンやファンヒーターなどとは温め方が違い、空気を汚しません。

オイルヒーターの仕組み

熱伝導率の高いオイルを本体に密閉し電気を使って温め、放熱し空間を暖める仕組みです。

エアコンやファンヒーターのように温風を出すものではないので、温度ムラがなく、部屋全体がゆっくりですがじんわりと温まります。

オイルは密封されているため、オイルを補充したりする必要がありません。石油ストーブやファンヒーターのように灯油を給油する必要はありません。

出典:Delonghi

冷気が侵入する窓際に設置すると効率よく暖めることができます。

我が家では天井に向けてサーキュレーターを使っています。また、スチーム式の加湿器を使って更に暖房効率を上げています。

その特徴や違いによるデメリット・メリットのご紹介です。

先にデメリットを挙げます。

オイルヒーターのデメリット

暖まるまで時間がかかる

オイルを電気で温めて、その輻射熱で周りの空気を暖めるため即効性がありません。電源を入れてから20~30分程度は暖かさを感じられません。

周りの空気をじんわりと温めるため、人の出入りにより頻繁に外気に触れたり、換気を行い冷たい空気が部屋に入ると部屋全体の温度が下がるため元の暖かさに戻るには時間がかかってしまいます。

デザインの柔軟性が低く本体が大きい

オイルを温め輻射熱を放出する構造からデザインの自由度は低く、暖房効率を高めるためサイズが大きいことが挙げられます。

電気代は?

一番気になるのが電気代です。

我が家のオイルヒータは最大1200W出力の製品です。

電気代の算出は、下の計算式で求められます。

1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)

1,000Wは1kW(k=キロ 1,000の意味です。)。

kWh(キロワットアワー)は、1kWの電力を1時間使用したときの電力量を意味します。

仮に契約している電気料金を30円/kWhとして、1,000Wのオイルヒーターを6時間使った場合は、6×30=180円となります。

同じ温めでもオイルヒーターとエアコンの電気代が違う理由は、仕組みの違いです。

オイルヒーターは、電気を熱に変換するため消費電力以上の熱は生み出せません。エアコンはヒートポンプを駆動させるために使います。ヒートポンプは直接電気で暖めるより効率が良いです。

エアコンはフルパワーで運転するとオイルヒーターを上回りますが、フルパワーで運転するのは最初だけです。部屋の温度が上がってくると自動で出力を下げて運転するためつけっぱなしの場合は、オイルヒーターよりも電気代は下がります。

オイルヒーターは部屋が暖まるまで時間がかかります。そのため他の暖房器具に比べると電気代は高くなります。

オイルヒーターのメリット

メンテナンス

メンテナンスが簡単です。オイルの補充や交換の必要がありません。本体がホコリなどで汚れたら濡れた雑巾で拭き上げてあげれば良いです。

周りの空気が乾燥しにくい

オイルヒーターは風を使わず周りの空気を温めます。エアコンなどに比べると空気中の水分が奪われにくいです。熱源は密閉されているので空気を汚す心配がありません。

温度ムラがない

オイルヒーターは輻射熱によって周りの空気を温めます。風を送って温めるエアコンやファンヒーターのような、温度ムラが発生しません。陽だまりのようなポカポカとした暖かさです。

効果が続く

オイルヒーターは電源を切っても、本体そのものが温まっているので室温より低くなるまでは、しばらくは暖房効果が続きます。

電気代が高いが使いたいオイルヒータ

風が出ないことから肌の乾燥がしづらくフィルターなどの掃除はありません。

本体表面の汚れを拭き取って上げれば掃除は済みます。

石油ファンヒーターは電気以外に灯油を必要とします。

この灯油も最近は燃料費が高くなり、手に入れるのもガソリンスタンドなどに購入しに行くなど意外と手間です。

オイルヒーターは、燃料を燃やさないので給油や換気が必要ありません。

運転音もほとんど無いので寝室での利用もメリットになります。

電気代は気になるところですが、余りある魅力がオイルヒーターにはあります。

メインの暖房に使って感じたこと

我が家はマンションなので気密性が高いので、オイルヒーターを使うには条件が良いのだと思います。

オイルヒーターをメインに使って感じたことは、夜まで使っていたリビングは朝方部屋に入ると他の部屋よりもほんのりと暖かさが残っています。輻射熱によるものかと思いますが、部屋の壁自体が温まっているようです。

石油ファンヒーターを使っていたときは、灯油の買い出し、給油、換気などが必要でしたがそれらが必要なくなりました。電気代は気になるところですが、エラー続出のための対処などを考えるとメリット大と感じています。

オイルヒータは部屋の空気がきれいに暖まります
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おわりに

家にあったオイルヒータをメインに使った感想をまとめました。

速暖性が感じられなかったのですが改めて使ってみるとメリットが大きかったです。

数年前のシンプルなタイプですが、改めて調べてみると電気代を抑える工夫がされた数々の新機種が出ており、最近はオイルレス(直接空気を暖める)などの新製品が出ていることを知りました。

かなり高額ですが将来どこかのタイミングで乗り換えるのも良いかと考えています。

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