山形新幹線は正式には存在しない!?ミニ新幹線とは!【知恵袋‼】

山形新幹線は正式には存在しない!?ミニ新幹線とは!
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山形新幹線は、東北新幹線と在来線の奥羽本線とを直通運転する列車の愛称です。

正式には「在来直通特急」と言います。一般的には「ミニ新幹線」と呼ばれます。

1992年に「全国新幹線鉄道整備法」に基づかないミニ新幹線として開業しました。

特急「つばさ号」が上野・福島~秋田を結ぶ特急列車として運行されていたものを、在来線の整備(線路幅を新幹線と同じ1435mmに拡げる)を行い新幹線直行特急(ミニ新幹線)として運行されたものです。

  • 山形新幹線:奥羽本線(福島~新庄間)
  • 秋田新幹線:奥羽本線(大曲~秋田間)
          田沢湖線(盛岡~大曲間)

 

山形新幹線‐つばさ号+やまびこ号

奥が「つばさ号」連結された手前が「やまびこ号」(2023年06月 東京駅新幹線ホーム)

 

目次

山形新幹線は、東北新幹線と在来線の奥羽本線戸を直通する列車の愛称です。

米沢、山形、新庄などの山形県内陸部の都市と首都圏とを結ぶ線です。

東京駅から福島駅間は東北新幹線に乗り入れています。

福島駅から新庄駅間のほとんどは山形県内で、この区間は正式には在来線の奥羽本線の一部となり在来線列車の扱いです。

この在来線区間は設備的制約があります。

 ・踏切の存在

 ・130km/hを超える速度での安全設備が未整備

 ・福島・山形県境の急勾配区間の存在

のため、最高速度は130km/hに制限されています。

新幹線と在来線を直通運転できる「新在直通方式」と呼ばれます。一般的には「ミニ新幹線」と呼ばれます。

東京駅から福島駅間は「つばさ号」と「やまびこ号」は連結されて運行され。福島駅で分割・連結されて運行されます。

 

山形新幹線 つばさ号

車両幅は在来線ホーム用です。

東北新幹線ホームでは乗車口にステップが出ていることで他の新幹線とは車両幅が狭いのが分かります。ホームと車両に隙間がかなり有ります。

 

つばさ号 車内

座席も通路の左右に2座席の4列です。

 

ミニ新幹線(ミニしんかんせん)

新幹線規格(フル規格)の線路を新規に建設することなく、既存の在来線を改軌した上で新幹線路線と直通運転(新在直通運転という)出来るようにした方式です。

 

米沢牛

 

「山形新幹線」は、福島駅~山形駅~新庄駅間は、奥羽本線の線路幅を新幹線と同じ1435mmに拡げた区間で法律上は「在来線」です。

 

線路幅

車両のサイズと最高速度は在来線と同じで130km/hになります。

したがって車両幅は在来線と同じサイズですので、在来線の駅ホームが使える訳です。

山形新幹線は、東北新幹線と在来線の奥羽本線とを直通運転する列車の愛称なのです。また、福島駅~新庄駅の区間を走る普通列車には山形線の愛称がついているのです。

採用されている路線

2023年時点で採用されている路線です。

路線愛称の「新幹線」は山形新幹線が開業準備されてからです。

・山形新幹線(奥羽本線 福島駅 ー 新庄駅間)

・秋田新幹線(田沢湖線・奥羽本線盛岡駅 ー 秋田駅間)

速達性の障害

山形新幹線は関根駅 – 羽前中山駅間(北赤湯信号場付近を除く)と山形駅 – 新庄駅間のほとんどが単線です。新幹線が普通列車を待ち合わせるという珍しい風景がみられます。

同じミニ新幹線方式で建設された秋田新幹線も同様で、どちらも速達性の障害となっています。

 

つばさ号入線

運行時間

新幹線は騒音への配慮や保守の関係から午前0時から午前6時までの時間帯は定期列車は運転されていません。

しかし、山形新幹線は在来線扱いになるため、上りの定期列車の始発列車「つばさ122号」は新庄駅を5時40分に発車しています。東京駅には9時12分に着きます。(2023年6月10日時点)

おわりに

福島から新庄の区間の乗車中は在来線と同じ速度で車窓からの田園風景を眺めながら移動します。

福島駅で切り離し・連結される山形新幹線の愛称で呼ばれる新幹線直行特急(ミニ新幹線)についてのあれこれの紹介でした。

 

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