ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開幕を目前に控え、イタリア代表のバイアスロン女子選手レベッカ・パスラー(Rebecca Passler)選手が、ドーピング検査で陽性反応を示したと現地メディアが報じました。
イタリアでは「大会関連として初のドーピング事案ではないか」として大きく扱われており、連盟の対応や世論の反応にも注目が集まっています。
本記事では、日本のニュースだけでは伝わりにくい現地イタリアでの受け止め方を中心に整理していきます。
何が起きたのか
現地報道によりますと、イタリア代表のバイアスロン選手レベッカ・パスラー(Rebecca Passler)選手が、大会前に行われた「競技会外検査(アウト・オブ・コンペティション)」で禁止物質の陽性反応を示しました。
検出されたのはレトロゾールと呼ばれる物質で、ホルモンに作用する薬として知られていますが、スポーツ界ではドーピング禁止物質に指定されています。
この結果を受けて、パスラー(Passler)選手は暫定的に資格停止となり、ミラノ・コルティナ五輪への出場は極めて厳しい状況になりました。イタリアでは、この件が「大会に関連して表面化した最初のドーピング事案」として速報されています。
イタリア現地メディアの扱い
イタリアの主要メディアは、このニュースをかなり大きく取り上げています。
特に目立つのは、
「開催国イタリアの代表選手から出た」
「五輪直前というタイミング」
という点に強い衝撃を受けている論調です。
単なる不祥事としてではなく、大会全体のイメージへの影響や、チーム編成への打撃といった視点からも解説されており、日本の短いニュース記事よりも踏み込んだ内容になっています。
現地の世論とネットの反応
イタリアのSNSやコメント欄では、反応は一様ではありません。
「非常に残念だ」「開催国として痛すぎる」という声がある一方で、
「検査体制が機能している証拠だ」「まだ確定ではないので冷静に見るべきだ」
といった意見も見られます。
中には皮肉を込めて「こんな形で最初になってしまった」という書き込みもあり、ショックと戸惑いが入り混じった空気が広がっていることがうかがえます。
パスラー選手はどんな選手か
パスラー(Passler)選手は24歳の若手バイアスロン選手で、ワールドカップなどの国際大会でも経験を積んできた有望株とされています。地元開催のオリンピックでは、将来を期待される戦力の一人として見られていただけに、現地メディアも「チームにとって大きな痛手」と伝えています。
そのため今回の報道は、単なる一選手の問題にとどまらず、イタリア代表全体への影響という文脈で語られているのが特徴です。
連盟と組織の対応
イタリア冬季スポーツ連盟やオリンピック委員会は、規定に従って手続きを進めると同時に、事実関係を慎重に確認する姿勢を示しています。
現地報道では、
「透明性を確保しつつ、選手の権利も守る」
というバランスを意識した対応が強調されています。
最終的な処分や判断は、今後の調査結果次第となりますが、少なくとも現時点ではイタリア国内でも結論を急がず見守る空気があるようです。
五輪への影響と今後の注目点
大会直前のこの問題は、イタリア代表チームの編成にも影響を与える可能性があります。
特に団体種目やリレーへの影響が指摘されており、代替選手の起用なども含めて、現地メディアは今後の動きを注視しています。
ミラノ・コルティナ五輪にとっては、準備が進む中での思わぬ逆風とも言える出来事です。今後の調査結果と公式発表が、国際的にも大きな注目を集めることになりそうです。


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