E4エラー対策。油量設定、燃料ポンプ分解、タンク内灯油の廃棄の備忘録コロナ製石油ファンヒーター

コロナ E4エラーサイン 不完全燃焼対策 油量設定、燃料ポンプ分解
  • URLをコピーしました!

コロナ製石油ファンヒーターのエラーコードE4エラーの修理対応のあれこれの紹介です。

生活必需品の化粧品やヘアケア製品に含まれているシリコーンが原因だそうです。

メーカー修理依頼をした際にフレームロッドの交換を行ってもらいました。

フレームロッドの感熱針にシリコン酸化物になって付着してしまい、温度を感知出来なくなってしまうことからエラーが発生するとのことでした。

目次

E4エラー対策あれこれ

ロッドのシリコン酸化物を剥離させる掃除を何度も行いましたが、いっときは改善するのですが、短期間でエラーが再発生。

エラー発症時も、変化しており黙ってE4エラー表示がされ燃焼が止まってしまったりと現象が少々変わって来ました。

そこで他の原因も考え、自分で手がつけられることとして、「タンクに溜まった水(灯油)の廃棄」と「燃料ポンプの分解掃除」を行いました。

それと「燃料ポンプの油量調整」を行いました。

基本的なファンなどのホコリ等は、常に掃除をしており原因からは切り離せています。 

タンクに溜まった灯油の廃棄の理由としては、水は灯油より重いため灯油の下に溜まります。したがって水はタンクの底に溜まってしまう事になります。

 

水が原因で不完全燃焼を起こす事が問題の1つと考えました。

タンクから灯油を燃焼室まで送る燃料ポンプも水の影響を受けている可能性も有るので、この際なので外して分解掃除をしてみました。

今回はその作業の紹介です。

 

スポンサーリンク

水の混入した灯油?の廃棄

先ずは水が混入している可能性が有るとして、タンクの灯油の吸い出しです。

給油タンクを取り出し底の部分を見ると受皿が見えます。

これは白いプラスティックでフィルタがついたストレーナといいます。

簡単に取り外しができます。

取り出して新しい灯油を使って水やゴミを洗います。(写真を取り忘れました(^_^;))

見た目では水の混入は確認できませんでした。

水が有ると分離されて見えるはずですので、水の影響は少なそうです。

灯油の色も透明で変質すると黄色になるようですが問題なさそうです。

 

ストレーナを外すと灯油タンク内の灯油が見れます。
ストレーナー

 

ストレーナを外すと灯油タンク内の灯油が見れます。

専用のスポイトを使って油受皿に溜まった灯油を吸い取りました。

  

 

ストレーナを外すと灯油タンク内の灯油が見れます。この灯油を吸い取るスポイト。
スポイト

 

ファンヒーター/ストーブ専用のスポイトが量販店で簡単に手に入りますのでこれを使いました。

500mlのペットボトルに3/5程度の量が吸い出せました。

更にタンクの底に残った液体はペーパーで吸い取りました。

 

  

吸い取った灯油
吸い出した灯油

 

見た目は透明で水の混入は見てはわかりませんでした。

 

燃料ポンプの分解掃除

 

フロントパネルを外すと燃料タンク上面に燃料ポンプユニットがあります。

 

燃料ポンプ
燃料ポンプ

 

ルーバースイングユニットを外します。(外し方はこちらのフレームロッドの「シリコン酸化物」除去の作業備忘録を参照ください)

 

ルーバースイングユニットを外し、コネクタと噴射ノズル(奥のナット)を外します。

そして写真に見えているタンクに留まっているナベビス2箇所を外します。

 

燃料ポンプコネクター
燃料ポンプ

 

すると簡単にユニットが取り出せます。

取り外した燃料ポンプユニットです。

 

燃料ポンプユニット
燃料ポンプユニット

 

次に燃料ポンプユニット分解です。

下側に有る皿ビス2箇所を外すと電磁ユニット部が外せます。

皿ビスを外すと、電磁コイル部と特殊な形状のナットが外せました。

 

燃料ポンプユニット分解
分解

次にポンプ部の分解です。

ピンク色の蓋のような部品を外すと、スプリングが2つと先端部の細い突起がついた部品がパイプから現れました。

  

ポンプシリンダー分解
ポンプシリンダー

 

名称が判りませんが、灯油の噴射を行う部分をバラして内部をペーパーで拭き上げました。

はじめはペーパーに付着物が有りました。

一つ一つ丁寧に拭き上げました。

 

ポンプフィルタ
ポンプフィルタ

 

灯油タンクからの吸い上げ口にあるフィルタも外せますので、フィルタ部を新しい灯油で洗いました。

これで清掃は終了です。

これで今回の分解掃除は完了としました。

この手順の工程を逆に行い組み付け直して作業完了です。

スポンサーリンク

燃料ポンプの油量調整

燃焼が激しい感じがしていたため、油量の調整を行いました。(自己責任でお願いします)

油量調整手順

基板に有るスイッチで操作します。 

 

調整用スイッチ
調整用スイッチ

電源を入れた状態で基板にある調整用スイッチを押すと、フロント液晶にP00(設定時の状態)が表示されます。

上面のチャイルドロックと書かれているところの「ー」を押すとマイナス側に、「+」を押すとプラス側に表示が変わります。

-P15、-P10、-P5、P00、P5、P10、P15 

 

 

+-キー

 

-P15にしたところ燃焼が落ち着いているようで設定を行いました。(すぐに変更しました

  

 

湯量調整
油量調整

 

再度調整スイッチを押すと設定完了になり温度表示に戻ります。

再設定 -P05

1日動作させていたのですが燃焼が時折安定しないときが有りE4も出たので、-P05に再設定しました。

 

湯量再調整
油量再設定

半日の動作では安定しています。E4も出ません。しばらく様子見が出来るかな。

 

eco設定外し

「eco」設定で稼働させていたら、設定温度を超えて燃焼が止まり再燃焼したときにE4が発生してしまいました。臭いも強く不完全燃焼が起きたためと思います。

「eco」設定は外して稼働させています。

 

6回目の分解掃除

今回のポンプの掃除や設定調整をおこない調子が良さそうなので、この際せっかくなのでロッドのシリコン酸化物の剥がしも行いました。

この時点で考え得る中での対策を全て講じた状態です。

不完全燃焼しているような状況も無くなったようで、現時点で1週間程度(就寝時間帯以外稼働)過ぎましたがE4エラーも出ず止まることも無いようです。

このままシーズン終わりまでいってくれると嬉しいのですが。

 

3月に入って気温が上がりだしたので「火力セレクト」を「弱」に設定したところ不完全燃焼が抑えられたようです。

スポンサーリンク

関連記事

フレームロッドの「シリコン酸化物除去」はこちらの作業備忘録を御覧ください。

 

スポンサーリンク

おわりに

悩まされ続けているコロナ製ファンヒーターのE4エラーの修理対策の備忘録です。

シリコン酸化物除去と合わせて、新たに行った対策として灯油に混入した?水の除去の作業の備忘録です。

それと油量を減らす調整を行いました。現在は-P05の設定で安定した燃焼です。

eco設定は外しました。

E4エラー対応の頻度が少なくなることを期待しています。

 

途中経過

今回のポンプ清掃や油量設定に加えて、従来のロッドのシリコン酸化物の清掃も加えてみました。

今のところ調子が良いようです。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次