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『ブラッサム』主題歌「咲き誇れ」とは?YOASOBI×綿矢りさが描く宇野千代

YOASOBI・綿矢りさ・宇野千代『ブラッサム』主題歌

2026年9月28日スタートのNHK連続テレビ小説『ブラッサム』。

作家・宇野千代さんをモデルにした主人公・葉野珠(はの・たま)の人生を彩る主題歌が、YOASOBIの「咲き誇れ」です。

「小説を音楽にするユニット」として活動してきたYOASOBIですが、今回も楽曲のもととなる原作小説があります。

その小説を書き下ろしたのが、芥川賞作家の綿矢りささんです。

しかも綿矢りささんは以前から宇野千代さんの生き方や作品を敬愛してきた作家でした。

宇野千代さんをモデルにした朝ドラのために、宇野千代さんを敬愛する綿矢りささんが物語を書き、それをYOASOBIが音楽にする。かなり面白いつながりですね。

さらにコンポーザーのAyaseさんは、宇野千代さんの自伝『生きて行く私』を読み、故郷の山口県岩国市まで足を運んで楽曲を制作しています。

この記事では、『ブラッサム』の主題歌「咲き誇れ」がどのように生まれたのか、綿矢りささんの原作小説、YOASOBIと宇野千代さんのつながり、そしてタイトルに込められた「花」のイメージまで、現在分かっている情報を整理します。

  • 『ブラッサム』の主題歌はYOASOBI「咲き誇れ」
  • 楽曲の原作小説は綿矢りさが書き下ろした
  • 綿矢りさは以前から宇野千代を敬愛してきた
  • 原作小説では宇野千代の生命力を「桜の木」になぞらえた
  • Ayaseは宇野千代の『生きて行く私』を読んで楽曲を制作した
  • Ayaseは宇野千代の故郷・山口県岩国市も訪れている
  • ikuraは葉野珠の生き方を思いながら歌った
目次

『ブラッサム』主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」

2026年度後期の朝ドラ『ブラッサム』の主題歌を担当するのは、YOASOBIです。

2026年7月23日にYOASOBIが主題歌を担当することが発表され、9月7日に楽曲タイトルが「咲き誇れ」であることが明らかになりました。

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項目内容
ドラマ連続テレビ小説『ブラッサム』
放送開始2026年9月28日
主題歌「咲き誇れ」
アーティストYOASOBI
コンポーザーAyase
ボーカルikura
原作小説綿矢りさ書き下ろし
ドラマ主人公のモデル宇野千代

YOASOBIは、小説をもとに楽曲を制作するスタイルで知られています。

今回も『ブラッサム』の物語をそのまま歌詞にするのではなく、まず綿矢りささんが主題歌のための小説を書き下ろし、その物語を受け取ったYOASOBIが「咲き誇れ」を制作しました。

「咲き誇れ」の原作小説を書いたのは綿矢りさ

「咲き誇れ」の原作となる小説を書き下ろしたのは、作家の綿矢りささんです。

綿矢りささんは1984年生まれ。『インストール』で文藝賞を受賞して作家デビューし、『蹴りたい背中』で芥川龍之介賞を受賞しました。

『私をくいとめて』『パッキパキ北京』などでも知られています。

今回、単に人気作家だから主題歌の原作を依頼されたというだけではありません。

綿矢りささんは以前から宇野千代さんの生き方や著作を敬愛してきたことを明らかにしています。

過去のインタビューでも宇野千代さんについて、着物やファッション、恋愛を含め自分の生き方を隠さず表現したこと、そして98歳まで自分らしく生きた生命力に魅力を感じていることを語っています。

朝ドラが決まったから宇野千代さんを調べ始めたのではなく、もともと好きだった作家なんですね。

綿矢りさは宇野千代の生命力を「桜の木」になぞらえた

では、綿矢りささんは「咲き誇れ」の原作小説に、どのような宇野千代像を描いたのでしょうか。

2026年7月の主題歌発表時、綿矢りささんは、宇野千代さんの年齢を重ねても尽きることのない生命力を「桜の木」になぞらえて書いたことを明らかにしています。

宇野千代さんは1897年に生まれ、1996年に98歳で亡くなるまで、作家、編集者、実業家、着物デザイナーなどさまざまな分野で活動しました。

結婚や離婚、出版社・会社の経営、倒産など多くの出来事を経験しながら、そのたびに新しい道を歩み続けた人物です。

そんな宇野千代さんの人生を、一度花を咲かせて終わるのではなく、季節が巡るたびに何度でも花を咲かせる桜に重ねたと考えると、「咲き誇れ」というタイトルとも自然につながってきます。

ただし、現時点で「咲き誇れ」というタイトルの意味について、制作側からすべての意図が説明されているわけではありません。

ここでは、綿矢りささん自身が原作小説で宇野千代さんの生命力を桜の木になぞらえたと語っていることから、タイトルとのつながりを読み取ることができます。

「ブラッサム」と「咲き誇れ」|タイトルにも花が重なる

ドラマのタイトル「blossom(ブラッサム)」には、英語で「花」「開花する」「花開く」といった意味があります。

そして主題歌のタイトルは「咲き誇れ」です。

ドラマと主題歌の双方に、『花が咲く』というイメージが重なっています。

主人公・葉野珠も、喜びだけでなく失敗や悲しみを経験しながら、それらを自分のエネルギーへ変えて前へ進んでいく人物として描かれます。

一度成功して終わるのではなく、人生のさまざまな時期に自分の花を咲かせていく。

「ブラッサム」と「咲き誇れ」という二つのタイトルには、そんな宇野千代さんの生き方を思わせる共通したイメージがあります。

宇野千代と桜には深いつながりがある

「桜」というモチーフは、綿矢りささんが原作小説のために新しく考えたものだけではありません。

宇野千代さん自身と桜には、深いつながりがあります。

宇野千代さんは桜を愛し、岐阜県にある根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)とも深く関わりました。

故郷・岩国にある宇野千代生家の庭にも、淡墨桜に由来する桜が植えられています。

岩国市が朝ドラを活用した観光振興のために制作したロゴでも、背景のピンク色は宇野千代さんが愛した薄墨桜をイメージしたものと説明されています。

「ブラッサム」「桜の木」「咲き誇れ」。宇野千代さんを中心に見ると、別々だった言葉が一つにつながってきますね。

Ayaseは『生きて行く私』を読んで宇野千代の人生に向き合った

「咲き誇れ」を制作したYOASOBIのAyaseさんは、楽曲制作にあたって宇野千代さん本人についても深く調べています。

Ayaseさんが読んだのが、宇野千代さんの自伝的作品『生きて行く私』です。

『生きて行く私』には、故郷・岩国での少女時代から、結婚、恋愛、作家としての成功、仕事、さまざまな人物との出会いまで、宇野千代さん自身の人生がつづられています。

Ayaseさんはこの本を読み、宇野千代さんの生き方や考え方に大きな感銘を受けたとコメントしています。

そして、本を読むだけではなく、もっと深く宇野千代さんのエネルギーに触れたいと考えました。

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Ayaseは宇野千代の故郷・山口県岩国市へ

Ayaseさんは、宇野千代さんの故郷である山口県岩国市を実際に訪れています。

故郷の空気に触れながら「咲き誇れ」を作り上げたことを、主題歌発表時のコメントで明らかにしました。

Ayaseさん自身も山口県出身です。

同じ山口県にゆかりを持つ宇野千代さんとの出会いについて、自身の創作人生、音楽人生における一つの分岐点になると感じるほど、大きな影響を受けたことを語っています。

本を読んだだけで曲を作るのではなく、宇野千代さんが生まれ育った岩国まで訪れているところに、Ayaseさんの作品への向き合い方が表れていますね。

ikuraは葉野珠の「すべてを力に変える生き方」を歌った

ボーカルのikuraさんは、『ブラッサム』の主人公・葉野珠を思い浮かべながら「咲き誇れ」を歌っています。

ikuraさんが注目したのは、珠が喜びや幸せだけでなく、悲しみや不幸せまで自分のエネルギーへ変えて、自分の足で前へ進んでいく姿でした。

その背景には、およそ100年近い人生を力強く生き抜いたモデル・宇野千代さんの存在があります。

歌う中でikuraさん自身も背中を押される感覚があったとコメントしています。

その意味でも「咲き誇れ」は、単にドラマの冒頭や最後に流れる曲ではなく、葉野珠、そしてモデルとなった宇野千代さんの生き方そのものに寄り添った主題歌になっていることが分かります。

YOASOBIだから綿矢りさの小説がそのまま主題歌につながる

今回の組み合わせで重要なのが、YOASOBIが「小説を音楽にするユニット」だという点です。

YOASOBIはこれまでにも、小説や物語を原作として数多くの楽曲を生み出してきました。

そのため『ブラッサム』でも、ドラマのあらすじだけをもとに主題歌を作るのではなく、まず一人の小説家が宇野千代さんと向き合い、新しい物語を書くところから始まっています。

その役割を担ったのが、宇野千代さんを以前から敬愛してきた綿矢りささんでした。

「咲き誇れ」が生まれるまで

  • 宇野千代の人生が朝ドラ『ブラッサム』のモデルになる
  • 宇野千代を敬愛する綿矢りさが原作小説を書き下ろす
  • 綿矢りさが宇野千代の生命力を桜の木になぞらえる
  • Ayaseが『生きて行く私』を読み、岩国を訪れる
  • YOASOBIが原作小説と『ブラッサム』の物語から「咲き誇れ」を制作
  • ikuraが葉野珠と宇野千代の生き方を思いながら歌う

こうして見ると、「咲き誇れ」は宇野千代 → 綿矢りさ → YOASOBIという創作のリレーによって生まれた楽曲といえそうです。

「咲き誇れ」の原作小説はどんな内容?

YOASOBIの楽曲では、原作となった小説そのものにも注目が集まります。

今回の「咲き誇れ」についても、綿矢りささんが主題歌のために新たな小説を書き下ろしました。

2026年9月11日時点で発表されている情報では、綿矢りささんが宇野千代さんの年齢を重ねても尽きることのない生命力を桜の木になぞらえて描いたことが明らかになっています。

一方、原作小説の全文や物語の詳しい内容については、今後明らかになる部分もありそうです。

原作小説が公開されれば、「綿矢りささんの文章のどの部分をAyaseさんが音楽へ変えたのか」という、YOASOBIならではの楽しみ方もできそうです。

「咲き誇れ」の配信・CD発売は?

「咲き誇れ」は2026年9月7日にタイトルが発表されたばかりです。

9月11日時点で今回確認した公式発表では、主題歌タイトルや原作小説などは明らかになっていますが、楽曲の配信日やCDなどの商品展開については今後発表される情報もありそうです。

『ブラッサム』は9月28日に放送が始まるため、放送開始に向けて楽曲に関する新しい情報が出る可能性があります。

配信開始日、ミュージックビデオ、CDなどが正式に発表された場合は、こちらにも追記します。

まとめ|「咲き誇れ」は宇野千代の生命力を綿矢りさとYOASOBIがつないだ主題歌

朝ドラ『ブラッサム』の主題歌は、YOASOBIの「咲き誇れ」です。

その原作小説を書き下ろしたのは、以前から宇野千代さんを敬愛してきた作家・綿矢りささんでした。

綿矢りささんは、98歳まで自分らしく生き続けた宇野千代さんの尽きることのない生命力を、桜の木になぞらえて物語を書いています。

さらにAyaseさんは宇野千代さんの『生きて行く私』を読み、故郷の山口県岩国市まで訪れて楽曲を制作しました。

ikuraさんも、喜びも悲しみも自分のエネルギーへ変えて歩き続ける葉野珠の姿を思いながら歌っています。

「ブラッサム=花開く」「桜の木」「咲き誇れ」。

それぞれをたどっていくと、作家・宇野千代さんの「何度でも前へ進み、自分の花を咲かせる」という生き方へつながっていきます。

9月28日にドラマが始まり、実際の映像とともに「咲き誇れ」が流れたとき、この制作背景を知っていると主題歌の聞こえ方も少し変わってくるかもしれません。

『ブラッサム』の主人公・宇野千代さんやキャスト、登場人物の実在モデル、史実との関係については、朝ドラ『ブラッサム』まとめで一覧にしています。

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