「リモコンが反応しないけど、電池切れ?それとも故障?」
そんなときは、スマホ(iPhone)のカメラを使えば、リモコンから出ている赤外線を簡単に確認できます。
実は、リモコンの先端から出ている赤外線は、スマホのフロントカメラを通すと見えることがあります。
この記事では、なぜ赤外線が見えるのかという仕組みと、実際の確認方法を初心者向けに解説します。
スマホで赤外線を見る仕組み
一昔前のデジタルカメラやビデオカメラでは、赤外線が映り込んでしまうことがありました。
カメラのイメージセンサは、実は近赤外線も捉えることができます。
そのままでは人の目で見た色と違って写ってしまうため、最近のカメラには赤外線カットフィルター(IRカットフィルタ)が搭載されています。
リアカメラとフロントカメラの違い
スマホには、リアカメラとフロントカメラがありますが、この2つは用途が異なります。
リアカメラは写真撮影を重視しているため、ほとんどの機種で赤外線カットフィルターが搭載されています。
そのため、リアカメラでは赤外線が見えないことが多いです。
一方、フロントカメラはビデオ通話や自撮りが主な目的のため、画質よりも用途優先で作られています。
このため、赤外線カットフィルターが搭載されていない機種も多くあります。
その結果、フロントカメラを使うことで、リモコンから発せられる赤外線が画面上で確認できる場合があるのです。
赤外線の確認方法
スマホのフロントカメラを起動し、リモコンの先端をカメラに向けます。
その状態でリモコンのボタンを押してください。
ボタンを押した瞬間に、先端部分が白や紫色っぽく光って見えれば、赤外線が出ています。
これは、リモコンが正常に動作している証拠です。
写真で見比べると、
・ボタンを押していない状態(Off)
・ボタンを押した状態(On)
で、先端部分の光り方に違いがあることが分かります。


上記の写真を見比べると違いがわかります。
リモコンOnで赤外線が発光しています。
おわりに
スマホやiPhoneのフロントカメラを使えば、リモコンの赤外線を手軽に確認できます。
電池切れなのか、それともリモコン本体の故障なのかを切り分けたいときに便利な方法です。
ちょっとした確認方法ですが、覚えておくと意外と役立つ小技です。


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