電波時計は電波を受信し、常に正確な時刻、日付に調整してくれます。
しかし、電波時計には、環境により電波が受信しづらい場合があります。
そんなときの対処法の紹介です。
受信環境
昼間などは家電やスマホなどが多く使われるため、電波時計の電波が干渉されやすくなります。
そのため夜間のほうが受信し易いことがあります。
電波を受信しづらい環境とは
• 電波が干渉しやすい電化製品、パソコンやスマホが近くで使われている場合
• 建物の中や、地下、乗り物の中にいる場合
• 高圧電線や電車の架線の近くの場合
• 気温が極端に高い、あるいは低い場所にいる場合
このような条件の下では電波を受信しづらいことを知っておきましょう。
送信状況
一応、送信側である、地上に設置された標準電波送信所の設備の整備中などのため送信が中断されてい場合も想定できます。
現在の送信状況をここのページで調べることが出来ます。
電波を受信できないときの対処法
送信状況を確認し問題なければ、電波を受信するための環境を整える必要があります。
受信が完了した場合は、お使いの時計によりマークは変わります。
ちなみに「E」と表示されているのは、東に有る標準電波送信所の福島県「おおたかどや山」(周波数40kHz)を受信した場合です。
「W」は西にある佐賀県と福岡県の県境にある「はがね山」(周波数60kHz)を受信した場合を示しています。
未受信だと受信表記がありません。
電波を受信しやすい環境にする
電波ノイズを発生する電化製品やスマホ、パソコンなどの機器から遠ざけ、極力窓際に置くようにしましょう。
また、標準電波送信所の有る方角に合わせて、電波時計のアンテナ部分をその方角に向けることも大切です。
電波ノイズの発生が少なくなる深夜には受信がしやすくなります。寝る前に少しでも受信環境が良くなるように感度の良い向きを見つけておいて、窓際に置いておくことも良いでしょう。
電池式の時計では、電池が少なくなっているとうまく電波を受信出来ないことがあります。
電池を新しい物に入れ替える。
充電式やソーラー電池などはフル充電することで改善されることがあります。
受信アプリを使う
設置場所が改善を図れる環境でない場合。
ビルに挟まれていたり地下であったり、高圧線や高架線の影響で改善されない場合は、iphoneやスマホのアプリを使う方法があります。
「JJYシミュレーター」というアプリをスマホにダウンロードして、電波時計の受信を擬似的に行います。
OSに合わせてアプリをダウンロードしてください。
iPhoneの場合は、こちら https://apps.apple.com/jp/app/jjy-simulator/id431054911
アンドロイドの場合は、こちら https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.houryo.jjyemulator&hl=ja
使い方
1.ヘッドホンをスマホのイヤホンジャックに接続し、電波時計のすぐそばに置くか巻きつけます。
スマホのスピーカを直接電波時計に近づけても良いです。
2.音量を最大に設定します。
3.iPhoneでは「音声信号を出力」をオンにします。
アンドロイドではアプリを起動すると疑似電波を発信します。
4.電波時計側を強制受信モードにします。時刻が合うまで数分かかりますが待ちます。
このアプリの概要
このアプリはお使いのスマートフォンの時刻で同期します。
正確に時刻を同期するには、時刻同期アプリ等を使用してお使いのスマートフォンの時刻を正確にする事をお勧めします。
13.3kHzの音声として出力し、3倍高調波(40kHz)を利用して時刻を合わせます。
おわりに
電波時計の電波受信環境の紹介と、電波を受信出来ないときの対処法について紹介しました。
今はスマホのアプリを使うことで擬似的に標準電波を作り時刻合わせが出来ます。
電波時計は常に正確な時刻に合わせましょう。
電波時計の時刻合わせの紹介でした。
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