冬季オリンピックのモーグル競技では、ある日本ブランドのスキー板が世界のトップ選手たちに選ばれていることをご存じでしょうか。
そのブランドは 「ID one(アイディーワン)」。
社員わずか5人の小さな会社が開発したスキー板ですが、オリンピックでは多くの選手がこの板を使用し、メダリストの多くも同じブランドを使っていることで知られています。
なぜ世界のモーグル選手たちは、日本の小さな会社のスキー板を選ぶのでしょうか。
この記事では、モーグル競技で高い評価を受けている ID one スキーの特徴や開発背景、世界のトップ選手に支持される理由を分かりやすく解説します。
モーグル競技で多くの選手が使う「ID one」とは

モーグル競技で高いシェアを持つスキー板ブランドが ID one(アイディーワン) です。
このブランドを展開しているのは、東京都に拠点を置く
Material Sports という小さな企業です。
社員はわずか5人ほどですが、モーグル競技では世界中のトップ選手が使用するほどの評価を得ています。
実際にオリンピックでは、多くの出場選手がこのID oneのスキー板を使用しており、メダリストの多くも同じブランドを選んでいます。
世界的に有名なスキーメーカーが並ぶ中で、日本の小さな企業の製品がここまで支持されるのは非常に珍しいことです。
ID one スキーが世界の選手に選ばれる理由
ID one の最大の特徴は、モーグル専用設計であることです。
モーグル競技では
・コブを高速で滑る安定性
・空中技の着地の安定
・素早いターン性能
など、通常のスキーとは異なる性能が求められます。
ID one の板は、これらの要素を徹底的に追求して設計されています。
特に評価されているのが
・柔らかさと反発力のバランス
・コブでのコントロール性能
・安定した滑走感
といった部分です。
トップ選手の細かい要望を取り入れながら改良を続けてきたことで、モーグル競技に特化したスキーとして高い評価を得ています。
社員5人でも世界に通用する理由
Material Sports は小規模な会社ですが、製品開発の方法に特徴があります。
それは 設計に特化したメーカーであることです。
スキー板の設計やテストは自社で行い、製造は専門工場と連携して行う仕組みになっています。
この方法により
・少人数でも高品質な製品を開発できる
・トップ選手の要望を素早く反映できる
・モーグル専用モデルを作り続けられる
という強みがあります。
小さな会社だからこそ、競技に特化した製品開発ができているとも言えるでしょう。
オリンピックを支える日本のものづくり
冬季オリンピックでは、実は日本の技術がさまざまな形で支えています。
たとえばフィギュアスケートでは、
日本企業が作るスケートブレードがトップ選手に使用されています。

こうした例からも分かるように、世界の舞台では日本の精密なものづくりが高く評価されています。
モーグル競技においても、ID one のスキー板はその象徴と言える存在です。
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まとめ
モーグル競技で多くのトップ選手が使用しているスキー板ブランドが ID one です。
社員5人という小さな会社が開発した製品ですが、モーグル競技に特化した設計と高い性能によって世界中の選手に支持されています。
冬季オリンピックでは選手の技術だけでなく、こうした装備や技術の進化も競技を支える重要な要素です。
日本の小さな企業が世界の舞台で存在感を示しているという点も、オリンピックのもう一つの見どころと言えるでしょう。


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