ミラノ・コルティナ五輪(Milano Cortina 2026 Winter Olympics)が始まる中、日本のボブスレー男子2人乗り(Japan Men’s Two-Man Bobsleigh Team)が出場できないことが明らかになりました。
「なぜ日本は出場していないのか」「失格なのか」「ルールはどう変わったのか」と疑問に思った人に向けて、その経緯を整理します。
日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟(Japan Bobsleigh, Luge and Skeleton Federation / JBLSF)は、国際連盟のルール変更を見落としていたと説明しています。
この問題は、他国からの指摘によって発覚しました。
なぜこのような事態が起きたのでしょうか。
本記事では、出場資格の仕組みと今回のミスの経緯を整理して解説します。
出場資格のルールはどうなっていたのか
ミラノ・コルティナ五輪のボブスレー競技は、国際ボブスレー・スケルトン連盟(International Bobsleigh & Skeleton Federation / IBSF)が定めた基準で出場枠が決まります。
男子2人乗り(Men’s Two-Man Bobsleigh)の場合、2人乗りの成績だけでなく、4人乗り(Four-Man Bobsleigh)の国際大会の成績も評価対象に含まれていました。
つまり、両方の種目でポイントを積み上げる必要がありました。

ルール変更:日本連盟は何を見落としたのか
日本連盟(JBLSF)は、男子2人乗りの成績だけで出場枠が決まると認識していました。
そのため、4人乗り種目で必要なポイントを獲得するための遠征や大会出場を十分に行っていませんでした。
このルールは、2024年10月21日に施行されていました。
国際連盟からのメール通知や公式サイトでの告知もありました。
しかし、日本側はそれを把握できていませんでした。
他国からの指摘で問題が発覚
問題が表面化したのは、日本の選手が海外遠征中のことでした。
他国の関係者から、「4人乗りの成績も必要ではないか」という指摘がありました。
この問題は、日本側の内部チェックではなく、他国の関係者からの指摘によって初めて発覚しました。
日本側が改めてルールを確認した結果、出場条件を満たしていないことが分かりました。
この時点で、五輪の出場枠を取り戻すことはできませんでした。
なぜチェック体制が機能しなかったのか
日本連盟は、強化種目を絞る方針の中で、ボブスレーに関する活動を一時的に縮小していました。
その影響で、国際連盟の情報を継続的に確認する体制が弱くなっていたと説明しています。
担当者は、「ホームページの確認や報告・連絡・相談が十分に行われていなかった」と述べています。
結果として、重要なルール変更を見逃すことになりました。
選手への影響と連盟の対応
遠征中だった選手たちには、オンラインミーティングで状況が伝えられました。
選手たちは大きな落胆を見せたと説明されています。
日本連盟は記者会見を開き、「ご迷惑をおかけして大変申し訳ない」と謝罪しました。
日本オリンピック委員会(Japanese Olympic Committee / JOC)も、再発防止を求めています。
この問題が示していること
今回の件は、単なる事務的なミスでは終わりません。
国際大会では、ルール変更が成績や出場資格に直結します。
その情報を正確に把握し、組織内で共有することは不可欠です。
どれだけ選手が努力しても、運営側のミスで舞台に立てなくなる可能性があることを示しました。
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まとめ
ミラノ・コルティナ五輪で日本のボブスレー男子2人乗りが出場できなくなった原因は、国際連盟(IBSF)のルール変更を日本連盟が見落としていたことにあります。
この問題は、他国からの指摘によって初めて明らかになりました。
今後は、国際ルールの継続的な確認と、情報共有体制の強化が強く求められます。
今回の出来事は、大会運営と強化体制のあり方を見直す重要な教訓だと言えるでしょう。


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