事件は2025年7月6日深夜1時ごろに静岡県浜松市の繁華街のガールズバーで、店長と店員の女性が刃物で刺されて死亡するショッキングな事件が発生しました。
その残忍な犯行の内容からどうしてそんなことが出来る?と山下市郎容疑者の生い立ちや人物象が気になるのではないでしょうか。
どの様な経歴だったのかリサーチし、報道からその性格を探ってみました。
山下市郎の人物像
身長170㎝くらいで中肉中背のスキンヘッド。
眉毛は薄く、首から背中、胸、腕まで和彫りの刺青がびっしり。
上半身裸か白いタンクトップだけで歩き回るため、近所ではかなり目立っていたようです。
過去を知る人たちの証言から、優しさと残忍性を持った人物のようです。
今回の犯行に使われた「ククリナイフ」もかなり以前から所持してて脅しに使っていたようです。

- 名前:山下 市郎(やました いちろう)
- 生年月日:2004年3月13日
- 年齢:41歳 (2025年7月犯行時)
- 住所:静岡県袋井市愛野東1丁目
- 容疑:殺人容疑
- 結婚歴:20年前に結婚し離婚。
- 子供:娘一人がいる(20歳以上)
普通だった少年時代
山下市郎容疑者は、静岡県磐田市内の公立小学校、中学校に通っていました。
中学校卒業後は浜松市内の私立高校へ進学しました。
当時の山下市郎容疑者を知る同級生の話によると
小柄で人懐っこい性格だったが授業中は落ち着きがなく注意を受ける事も多かったようです。
部活では陸上部に所属し熱心に練習は行っていたようで、地区の記録会で入賞したこともあるようです。
当時の若者らしくカルチャーには敏感でゲームや音楽などに親しんでいたようです。
高校ではやんちゃな生徒が集まっていたようで、制服の規定や生活指導も緩かったようです。
入学から1年ほどで、素行不良などが問題とされ中退しました。
同級生の証言では、「中退の理由は、やっぱり煙草とか先生とのトラブルだったと思います。すごく悪い子ではなかったけど”かかわると面倒”という空気があった。」と述べています。
中退後
高校を中退した山下市郎容疑者は、浜松市内で活動していた小規模な組織でトップがブラジル人で構成され”黒ギャングチーム”に出入りするようになったようです。
この組織では夜な夜なバイクで集まり、違法行為を繰り返し揉め事もしばしば起こしていました。
喧嘩要因として重宝されていたようです。
昼間は地元の建設会社で働くようになり、現場では黙々と仕事をこなす一面もあったようです。
仕事
建設関係の仕事に長年従事していたが、近年は職を転々としていたようです。
2020年頃:塗装業の後、運送業
2023年頃:飲酒運転でタクシーに衝突し逮捕。
罰金80万円。
運転手クビ。
その後、塗装業に従事したが犯行時は無職。
近所での様子は?
自宅アパートに住む人が山下容疑者についての証言です。
「山下はいつも短パンに上半身裸でこのあたりを歩いていた。上半身には刺青が入っていたから、ここらでは目立つ存在だったよ。見た目はそんなだけど、こちらから挨拶をすれば返してくれるし、一度打ち解けるといい人。タバコを吸うのにわざわざいつも自分の車の中に入って吸うような人。その時ももちろん上半身裸」
引用元:集英社オンライン
意外な優しさを垣間見せた出来事!
「新しくアパートに入居した人が迷惑駐車をして、私が車が停められないことが数カ月ありました。縦列駐車でフタをして車を出せないこともあり、仕事に支障が出るので警察に通報したこともあったほどです。
そんな時に、その刺青男性が助けてくれたんです。目があったので挨拶から始まり、困っていることをふと話たら『俺が言ってやるよ』とその迷惑駐車の住民に直接交渉してくれました。怒鳴りもせず、優しい口調で話してくれて、それ以降は迷惑駐車がなくなりました」
引用元:集英社オンライン
同僚からの人物像
元同僚やかつての知人がその”異常な素行”について証言されています。
- やりそうな人間だった
- 強い者には媚びるが、弱い者には徹底的に見下す
- 職場で恐喝や窃盗騒動を起こしていた
- ❝強盗をやったことが有る❞と吹聴していた
反社会的な傾向にあり、周りからは危険視される人物だったようです。
逮捕歴や傷害も!
逮捕歴は2023年に飲酒運転でタクシーに追突事故を起こし逮捕されました。それがきっかけで運送会社を解雇されました。
20代半ばころの傷害
山下容疑者が27歳くらいのころ、一緒に働いていた10代の後輩の証言です。
「山下が27歳とかそのくらいの年齢で、僕がまだ10代の頃の話になります。その頃、袋井市内の塗装会社に勤めていて、僕の先輩が山下でした。山下は“黒ギャング”に所属してその時代に一度パクられたこともあるワル。でも、地元で有名な不良っていうのとはちょっと違くて……。
同じワルからも、『あいつは狂ってるから』と、サイコパス扱いされているタイプで、孤立している感じでした。僕とか下に見ている人間には、自分のつけているアクセサリーを見せて『これたけーやつだぞ。すげえだろ』と自慢したり、執拗に電話で飲みに誘ったりしてくるのですが、電話に出ないととんでもない剣幕で『俺の電話に出ねえとかなめてんのか。この野郎』と怒鳴り散らす感じです」
引用元:yahooニュース
山下容疑者から、鉄パイプをフルスイングで脚を骨折される!
さらにこの後輩の男性は、「実は、僕自身も山下容疑者に暴行を加えられています」と打ち明ける。
引用元:yahooニュース
「ある朝、僕が寝坊してしまい慌てて職場に行くと山下が突然、僕の足めがけて鉄パイプをフルスイングしてきたんです。痛くて立っていられず病院に行くと、足が折れていることがわかり、2カ月間の松葉杖生活を余儀なくされました。 しかし、山下は謝りもしない。それどころか、会社からは騒ぎにしないでほしいと言われましたよ。山下は前社長の息子に拾われたとかで、そういった理由で守られたのかもしれませんが……」
さらに脅される事態に!
納得のいかない男性は山下容疑者に対し、「警察に全部話す」とほのめかしたのだという。
「すると、山下は『クソガキがなめやがって。近くのコンビニにいるから来い』と。こちらも引くつもりはないので、指定されたコンビニまで行きましたが、山下に近寄ったところで彼がナイフを持っていることに気づきました。それもよくある小型のナイフとかではなく、刀剣というか若干湾曲した刃の長い特殊なナイフでした。
山下は『あんまなめてるとマジで殺すぞ』と僕にナイフを向けてきて……。さすがに恐ろしくて、『警察に言うのはやめる』と言うと、逆にお金を請求されました。給料が入るたびに月々10万円をとられるようになったんです。
『お前、俺と一緒に来い』とやたらと連れ回されるようになり、2回に1回くらいの割合で、持ってきたナイフを向けられたりもしました。さすがに耐えられず、山下より立場が上の人に間に入ってもらったら、それっきり僕には近寄ってこなくなりました」
引用元:yahooニュース
事件の背景は?
山下容疑者からの一方的な好意があったのではないでしょうか。
報道によると寂しがり屋で有ったことも明らかにされていて、夜の酒場で気を紛らわしていたようです。
要は痴情のもつれと思われます。
店の常連客として通っていた山下容疑者が店員の伊藤凛さん(26)に一方的に好意を寄せていて、仕事の関係以上は距離を置いている伊藤さんに対して応対に怒りを覚えたのではないでしょうか。
事件の数日前に伊藤さんが店長の竹内朋香さん(27)に「あいつ(山下容疑者)うざいんです」などとLINEのメッセージを送っていて、それを山下容疑者が何らかの方法で知ったことで犯行に走ったのではないでしょうか。
伊藤凛さんは事件の2日前から山下容疑者に連れまわされ静岡県熱海市に滞在していたとみられ、第三者から女性の助けを求める趣旨の連絡が県警にあり、警察官が駆け付けたが既に移動してしまっていたようです。

おわりに
浜松で起きたガールズバー殺人事件の山下市郎容疑者の過去の傷害や非常な性格について報道から探ってみました。
凶悪事件を起こした容疑者の人物像について気になりまとめてみました。
反社会的な傾向にあり、周りからは危険視される人物だったようですが、一人では寂しい思いがあり若い娘がいる酒場で気を紛らわしていて一方的な好意を抱いたことが犯行の原因だったのではないでしょうか。
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