ジャンポケ斉藤「メンバー」呼称報道なぜ?過去のメンバー呼称はだれ?

メンバー呼称
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10月7日の朝にお笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二(41歳)が、20代女性への性的暴行の容疑で書類送検されていたと報道が有りました。

各社報道で気になったのが肩書に「斉藤慎二メンバー」としている報道でした。
ネットやSNSでも波紋が広がっています。

メンバー」の呼称報道はなぜなのかリサーチしました。

目次

「メンバー」呼称とは?

芸能人の「メンバー」呼称の発端は、元ジャニーズのSMAPメンバーの稲垣吾郎さんの事件です。

2001年8月24日 (当時27歳)
渋谷区の路上で駐車違反を起こし現行犯逮捕されました。
対応した女性警察官に免許書提示を求められた際、これに応じず車を急発進させて公務執行妨害で現行犯逮捕されたというものでした。

なぜ?

稲垣吾郎さんは元SMAPのメンバーで所属事務所はジャニーズ事務所です。

つまり「容疑者」では強すぎるし、かといって「さん」や「」もどうか? 
それじゃあ「SMAPのメンバー」ってことに!

国民的大スターの稲垣吾郎さんに対して呼称を「メンバー」としたのは、影響力のあるジャニーズ事務所への配慮が有り、そう呼ばれたと言われています。

過去の「メンバー」呼称は?

稲垣吾郎さんの事件が発端ですが、その後も同様の呼称をされた芸能人がいます。

草薙剛メンバー
山口達也メンバー

草彅剛

2009年4月23日 (当時34歳)
23日未明「公然わいせつ」の疑いで現行犯逮捕。
東京都港区公園で酒に酔って全裸になっていたというものです。
現場の近くの住民から通報を受けた警察官が草薙さんに近寄ったところ「裸だったら何が悪い!」と叫んだという。

実はこの事件では、余り「メンバー」は使われなかったようです。釈放されるまでは『草彅剛容疑者』だったようです。
稲垣吾郎さんの「メンバー報道」にマスコミ批判がかなり有ったことからのようです。

逮捕されたとき、一般人であれば「容疑者」です。
『メンバー』では公平性が保てないと、テレビ各局に抗議が殺到したそうです。

山口達也メンバー

2018年4月23日 (当時46歳)
強制わいせつ容疑」の容疑で書類送検。
女子高生に対して強制わいせつを行った。

山口達也さんのときは、報道のポイントとして既に示談が成立していて「書類送検」だったことから、起訴されることは無いだろうとのことでした。

呼称のルール

各報道機関は事件を報じる上で、用語の使い方についてルールを設けています。
関係者の人権に配慮するなどの理由からです。

各社が独自で定めているものの、ほぼ同じような取り決めになっています。

容疑者

容疑者という呼称は、逮捕または指名手配された場合に使われます。

逮捕などされたとしても、この段階では、あくまで罪状は「容疑=疑い」であり、罪が確定しているわけではないからです。

呼称は刑事手続が進むに従って変わります。

起訴された後から判決が出るまでは原則「○○被告
刑が確定した後は「○○受刑者」「○○服役囚」「○○死刑囚」といった表現が使われています。

書類送検時は?

書類送検の場合は「容疑者」は使わないようにしている。
そもそも書類送検は、警察が任意で取り調べ、起訴の有無を判断する検察庁に書類という形で送る手続きだからです。

斉藤慎二氏の「メンバー」報道

報道機関により肩書は変わるようですが、斉藤氏については吉本興業への忖度だったのでしょうか?

既に契約は解除されています。

過去の事例からすると、斎藤氏は書類送検されたものの逮捕はされていません。「容疑者」を使う事例としては適切で無いことから「メンバー」を使ったのではないでしょうか。

おわりに

斉藤慎二氏の報道に呼称に「メンバー」が使われる報道が目につき、その理由について調査してみました。

報道機関が適切な呼称がないことから「メンバー」が使われているようですね。

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