【火災対策】モバイルバッテリーが爆発?PSEマークで選ぶ安全なリチウムイオン電池はどれ?処分方法は?

リチウムイオン電池
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2025年5月、そして7月。Amazonの物流センター「QCB5」で相次いで火災が発生しました。
特に注目されたのが「リチウムイオン電池」の存在です。

数百万円の被害や物流停止による被害が多数発生している模様です。

注意喚起】Amazon QCB5火災の原因はリチウムイオン電池?

リチウムイオン電池 火災 対策!PSEマークなど安全な製品の選び方を解説

相模湖FC(QCB5)の火事

2025/5/19日朝現在、情報は少ないですが相模湖FC(QCB5)にて火事発生とのことです

当方納品した商品も一部在庫切れとなり、どうやら火事の被害を受けた可能性があるようです

過去にこのような事態に遭遇した出品者の方々にお聞きしたいのですが、このような場合の補償対応についてはどのようになっているのでしょうか?

引用元:amazon

神奈川県消防本部は「2025年5月17日22時47分、Amazon相模湖FC(QCB5)で出火がありました」と公式に発表しています(消防本部Twitterより)。

原因については、現在調査中ではありますが、最近多発しているごみ処理場での火災の原因とされている「リチウムイオン電池」の可能性が考えられます。

小型で高性能な一方で、使い方や品質によっては発火や爆発のリスクを持つリチウムイオン電池。
この記事では、QCB5火災とリチウムイオン電池の関係、そして私たちが日常でできる「火災を防ぐための対策」について、わかりやすく解説していきます。

安全の目安は「PSEマーク」になります。

また、火災の原因と考えられる「リチウムイオン電池」の安全な製品選び方を紹介します。

目次

火災の原因はリチウムイオン電池の可能性が高い理由

Amazon 相模湖FC (QCB5)倉庫で火災が立て続けに2回も発生しました。

原因は調査中とのことですが、物流大手のAmazonで管理はしっかりとされていると思われます。

そんな倉庫で発生した火災の原因について、最も可能性があるのが「リチウムイオン電池」ではないでしょうか?!

最近よく耳にする自治体の焼却場の火災の原因が、この「リチウムイオン電池」の不法な廃棄によるものと特定されています。

粗悪な製品などにトラブルが多く発生していますが、大手メーカーのAnker(アンカー・ジャパン)でも過去に自主回収を行っています。

Ankerは、2023年と2024年にモバイルバッテリーの発火報告を受け、自主回収を行いました。2023年には「Anker 535 Power Bank (PowerCore 20000)」が、2024年には「Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)」と「Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000)」が回収対象となりました。

このモバイルバッテリーの発火原因は、リチウムイオン電池に関するトラブルによるものが多く、経年劣化や使用方法、保管されている環境なども大きく影響しています。

メーカに限らず日本のメーカーのモバイルバッテリーでも過去に発火事故などが発生しています。

モバイルバッテリーを選ぶ際の注意点

  • 正規ブランド製品を使う
  • PSEマーク・日本製を選ぶ
  • 過充電しない(寝ながら充電をしない)
  • 中華製や100均ケーブルは避ける
PSEマーク

PSEマーク:Product Safety Electrical Appliance & Materials
「電気製品の安全基準に適合していることを示すマーク」
電気製品を販売する際に“安全性を証明する義務”があるというルールに基づいています。

マーク意味対象
◯PSE(丸型)厳しい規制対象ACアダプター・電源装置など
◆PSE(菱形)一般的な規制対象電球・電気ケトルなど

このPSEマークを注目する製品は、バッテリー以外にもあります。

  • モバイルバッテリー
  • ACアダプタ
  • USB充電器
  • 電源タップ、延長コード 

など、火災や感電の危険がある製品は特に特に注意する必要があります。

そして今問題になっているリチウムイオンバッテリーは、多くは充電式で長時間使用に対応するためにリチウムイオンが採用されています。

パソコンやスマホ以外にも電動歯ブラシ、コードレス掃除機、美容家電、電気シェーバー
電動アシスト自転車、電動キックボード、電動バイク、電気自動車、ゲーム機、ドローン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどなど、私たちは生活を送る中で、知らず知らずに浸透しています。

火災や感電事故を防ぐためにも、先ずはPSEマークの有る安全とされる電化製品を選ぶことが必要になります。
合わせてこれらの製品の廃棄の方法についても、生活されている自治体に問い合わせて適切な処理をする必要があります。

無意識に廃棄してしまうと、焼却施設に被害が及びゴミ出しが出来なくなるなど、自身の生活に跳ね返ることになってしまいます。

リチウムイオンバッテリーの正しい扱い方

強い衝撃を与えると発火の恐れがあるリチウムイオンバッテリーの正しい扱い方です。

1.高温・低温に注意
 高温(約45℃)になる場所に放置しない。
 0℃以下では保管しないのが理想。

2.過充電・過放電を避ける
 80~90%で充電を止めるのがベスト。
 0%まで使い切るのもNG!20~30%を下回る前に充電をお勧め。

3.純正品・PSEマーク付き製品を使う
 安価な互換性の製品や怪しい充電器などは火災のリスクが高くなるので純正品やPSEマーク付き製品を使いましょう。

4.異常を感じたら使用を中止する
 バッテリーが膨らんだり、発熱、異臭がしたらすぐに使用を中止する。
 水濡れなどによるショートをさせない。

5.充電中は監視できる状態で!
 外出中や就寝中の充電は避ける!
 バッテリーの発火の多くは充電中に発生している。

6.不要になったリチウムイオン電池の処分は?
 普通ゴミとして出してはいけません!
 お住いの各自治体の取り決めに従い「リチウムイオン電池回収BOX」やで近点の専用回収方法に従い処分をしましょう。

リチウムイオン電池に関する代表的なマークとは?


私たちの身の回りにあるスマートフォンやノートパソコンなど、多くの機器に使われている「リチウムイオン電池」。この電池には、安全性や識別のためにいくつかの重要なマークが付いています。
その代表的な3つのマークを分かりやすく解説します。

①Li-ion マーク(電池識別用)

見た目: Li-ion
意味: 「これはリチウムイオン電池です」ということを示す識別マークです。バッテリー本体や製品の裏側などに表示されます。
表示例:
スマートフォンの電池パック
モバイルバッテリーの裏面
ノートPCの底面

② PSEマーク(日本の安全基準)

見た目: 丸型または菱形の「PSE」マーク
〇PSE(丸型):モバイルバッテリー、充電器など
◆PSE(菱形):電球、電源コードなど
意味: 「日本の電気用品安全法」に適合している証明マーク。2019年以降、リチウムイオンバッテリー単体にも義務化されています。
表示例:
〇PSE DC5V 2A Li-ion Battery

③ 国際輸送用ラベル(UN3480・UN3481)

見た目: 炎の出た電池のピクトグラム+UN番号 📦 🔋🔥📦
UN3480:電池単体
UN3481:機器に内蔵または同梱の電池
意味: 国際輸送で「発火リスクがある危険物である」と示す警告マーク。海外通販の商品や配送用の外箱などに貼られます。

対策製品の紹介

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おわりに

安全な製品選びにはマークの確認を!

最近、ニュースで耳にする焼却場で発生する火災事故。原因はリチウムイオンバッテリーであることが突き止められる事象が殆どのようです。

リチウムイオンバッテリーを使用している製品は多岐にわたります。

リチウムイオン電池は便利な一方で、正しく使わなければ火災などの危険もあります。

私たちが生活する中で便利に利用できる反面、部品の抱える課題についてもしっかりと認識し、正しい処理をすることが必要ですね。

先ずは焼却場などの火災を発生させないためにも、利用者である我々が問題意識をしっかりと持ち、正しい処理の仕方と扱い方を身に着ける事が重要ですね。

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