電池にはアルカリ乾電池、マンガン乾電池、充電池などがあります。
電池の種類とそれぞれの特徴を知り、選び方を解説です。


一次電池と二次電池の違いは?
市販されている電池は大きく分けて、使い切りと繰り返し充電の2つがあります。
一次電池:使い切りの乾電池
二次電池:繰り返し使える充電池
一次電池
マンガン乾電池、アルカリ乾電池、リチウム乾電池があります。
マンガン乾電池
歴史の長い乾電池です。容量は小さいので小電流域で動作する機器に適しています。
時計やリモコンなど小電力で動作する機器に適しています。
電解液に弱酸性の塩化亜鉛などが使われています。価格も低いです。
アルカリ乾電池
現在の乾電池の主流です。
大電流域から小電流域まで幅広い機器の使用に適しています。
一般的な機器であればアルカリ電池がおすすめになります。
マンガン乾電池よりもパワー。容量が大きく長持ちするのが特徴です。
電解液に電流が流れやすい性質の水酸化カリウムが使われています。
リチウム乾電池
優れた耐寒性があり大電流域の機器におすすめになります。
低温度の環境でも機能を発揮出来ます。
推奨使用温度範囲が広い
アルカリ乾電池:5℃~45℃
1.5Vリチウム乾電池:‐40℃~60℃。温度幅100℃と幅広い
更にアルカリ乾電池に比べハイパワーで長持ち。15年の長期保温が可能。
※アルカリ乾電池に比べ高価格で初期電圧が高いため一部の機器では正しく動作しない場合があります。
二次電池(充電池)
繰り返し使える経済的な電池です。
大電流域から小電流域まで幅広い機器で使用が出来ます。
メーカの製品により繰り返し回数や1回の使用時間などの特徴が異なります。
用途に合せた電池の選び方
乾電池の種類については理解できたところで、それぞれの種類を電子機器に適したものを選ぶ必要があります。
・マンガン電池:時計やリモコンなど省電流で動作するもの。
・アルカリ乾電池:大電流域から小電流域まで幅広い機器に適しています。
・リチウム乾電池:幅広い温度で使用可能なので、屋外で長時間機器を使う場合。
デジタルカメラやストロボなどに適しています。
初期電圧が高いため精密なモーター機器等一部適さない機器があります。
乾電池を安全に使う
電池の交換をしようとしたら、電池から液漏れしていたり、青白い粉が付いていたりと経験が有るかと思います。
電池の液漏れの原因としては、経年劣化や過放電などになります。
・使わなくなった機器からは、電池は抜く
・正しい向きでいれる
・新品の電池と使いかけの電池は一緒に使わない
・アルカリ電池とマンガン電池など別の種類の乾電池を一緒に使わない
※白い液は、強いアルカリ性の電解液です。やけどの危険性が有るので素手で触らないようにしましょう。
捨て方は?
お住まいの自治体により処分方法が決められていると思います。
自治体の指示に従い、決められたゴミの日に出すことが出来ます。
一次電池
捨てる際の注意点は絶縁状態にすることです。セロハンテープなどを貼ってでプラス・マイナスの端子部分を絶縁状態にします。
二次電池
充電池も一次電池と同様に絶縁状態にします。
充電池は資源としてリサイクルが可能です。リサイクル協力店などに持ち込んで処分してもらいましょう。
おわりに
身近に使われている乾電池の種類についてアルカリ乾電池、マンガン乾電池、充電池の違いについて紹介でした。
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