SONYワイヤレスイヤホンWF-1000XM3のバッテリー交換です。
購入から4年ほど使用しており、1年ほど前から左側が再生時間が短くなり、徐々に両方とも再生時間が短くなってきたのでバッテリーの交換を検討していました。
メーカー修理を調べるも高額で、製品の購入より少し安くなる程度なので自分での交換を行いました。
交換作業の手順や使用した工具の紹介もしています。
状態
ケースに入れると充電は出来ていますが、再生させると1時間は持たなく、左側は30分程度で切れてしまいます。
バッテリーの寿命と考えられるため分解して交換を行いました。
分解
交換作業に使ったオプナーです。
一番下の物がすごく薄いので、こじ開けるためのきっかけを作るように隙間に差し込んで少しの浮きを作りました。そこに厚みのある一番上の物を差し込むようにしてこじ開けていきます。
そこで調べたところ丈夫そうで使い勝手の良さそうな物が見つかりました。今後のためにも追加で手に入れておきます。
作業開始
作業開始です。
側面に隙間があります。
ここに金属製のオープナーを使ってこじ開けていきます。
L側のイヤホンから分解を始めました
接着剤は使われていないようです。
ハメ込み式で下の写真のようなツメで固定されています。
養生にテープを貼ってプレートを差し込んでいきます。
薄いプレートを先に差し込んで隙間を広げながら、金属プレートを上下に煽ったり、捻りながら全周を均等にこじ開けていきます。
後から紹介したヘラがあると楽にこじ開けが出来ると感じました。
ここで注意です。
・配線は丸いセンサー側にフラットケーブルがあります。
・薄い方からフタをひろげていきます。
・両面テープで固定されていますので、フタの部分を開ける際には、ゆっくりと開けましょう。
・センサーの部分に両面テープが貼られています。少し力がいります。
フラットケーブルがあるためフタは90度程度までの開閉です。
無理をしないように注意です。
フタ側についているのがタッチセンサーとマイクです。
下の黒く見える部分がバッテリーが格納されているケースです。
タッチセンサーが貼られていた部分の下側の左右に2本のプラスネジの頭が見えます。
このネジを外します。
ネジを外すと、バッテリケースが外れました。
裏側にバッテリーが固定されています。
バッテリーケースを外すとフラットケーブルがつながった基盤が見えるようになります。
右側のイヤホンはフタからセンサーとマイクが剥がれてしまいました。
このまま古いバッテリーを外して交換用のバッテリーを換装させました。
バッテリー交換
バッテリーの+側が見えます。
このバッテリーは両面接着剤で固定されています。
このままではバッテリーが取り外しが難しいので、無水エタノールを使います。
無水エタノールを数滴ケースとバッテリーの間に染み込ませ両面テープの接着力を弱めます。
薬局で手軽に手に入ります。
100均でコスメ用の化粧水入替え用のシリンジ(注射器)を使いました。
シリンジはAmazonでは、こんなセットも手に入ります。
-側が両面テープで固定され、配線プレートに接触するように固定されていました。
交換前のバッテリーと今回用意した交換用のバッテリーです。
右側がZeniPower社「Z55」が装着されていたバッテリー。
左側がEEMB 「LIR1255」が今回の交換バッテリーです。
バッテリーは未使用品でも古いと劣化が考えられます。
流通の多いところで出来るだけ新しい物を手に入れるようにしましょう。
オークションなどの保管品の古いものは安くても避けたほうが良いです!
私は流通の多いAmazonで手に入れました。
組み立て
交換用バッテリーを組み付けです。
バッテリーと配線プレートが確実に接触するようにし、ケースに両面テープを貼りバッテリーを固定しました。(写真を撮り忘れました。)
両面テープを貼る際には、バッテリーの電極と配線プレートがしっかりと接触するようにします。
あとは組み付けていきます。
バッテリーケースを組み付けネジを締め付けます。
最後にカバーを閉じておわりです。
接着剤は使いません。ツメが引っかかるようにパチンと音がなるまで強く押し込みます。
こじ開けたので少しあとが残っていますが、しっかりと固定はされているようです。
使用した工具
あったら良かったと思う工具
フラットスパッジャーで隙間が空いたらそれを広げるのにヘラが有ると良いと思いました。
新たに手に入れておこうと思います。
おわりに
工具類はしっかりと準備しましょう。
このイヤホンのバッテリー交換では、工具さえあれば特に難しいところは有りません。
ケースのフタの部分をこじ開けるのが、少々難儀する工程でした。ここさえクリアーできれば後の工程は問題無く進めることが出来ます。
後でヘラが有ったほうが良かったと感じています。
メーカーに交換修理を依頼すると高額なため工具を手に入れてもかなりリーズナブルです。
しかし、交換作業はあくまでも自己責任でお願いします。
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